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2022.09.01

嫌な虫さされ 知ってて得する対処法!

今の時期、そしてこれからの時期、気をつけるべき虫「ハチ」について。日本では「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」などがいますが、スズメバチとアシナガバチは似通ったハチ毒を持っているので、再度刺されると、アナフィラキシーの症状がでる可能性があります。

その場合はすぐに受診しましょう、と先週お伝えしました。

 

今回は、この時期、佐賀にも多いという、要注意の「ムシ」についてです!

先週に引き続き、中尾医院 皮膚科 中尾匡孝先生にお話しを伺いました。

アオバアリガタハネカクシ(ヤケド虫)

この時期に気を付けるべきムシが、佐賀でもよく見られるという「アオバアリガタハネカクシ」

田んぼや畑、クリークが多い佐賀では6月頃から9月現在も、よく見られるムシで通称「ヤケドムシ」
しかも飛ぶんです。
ヤケドをしたような皮膚症状が現れます。

虫に刺されたり咬まれるだけじゃない!
アオバアリガタハネカクシ(ヤケドムシ)の体液に含まれるペデリンが付着することで線状皮膚炎がおこります。
どのように対処すればいい?
  • 直接触らず、紙などを使って優しくはらう
    払いのけるのはやってはダメ。 皮膚炎をおこすリスクが高まる
線状皮膚炎になった場合は?
  • 強い炎症がでるので皮膚科を受診する
    症状が強いと、治るまで2~3週間ぐらいはかかるそう

    また、かきむしったり、放置することで細菌感染を起こすことにつながりかねないので医療機関を受診した方が良いです。9月頃までは要注意。

マダニ

幼虫は1ミリ以下、成虫は2~8ミリ

数日間吸血することで、1センチを超えることがあります。

数日間 気づかない?

最初のうちはムシと認識できず、イボなどと勘違いして受診される方がいらっしゃいます。

なぜ気をつけなくてはいけない?

ウイルスや病原体を保持していることがあります。

発祥する感染症

  • ライム病
  • 日本紅斑熱
  • 重症熱性血小板減少症候群 など
マダニに咬まれていると気づいたときは?

無理に自分で除去することで、口の部分が皮膚に残ってしまうことがあります。
それにより感染症のリスクが高くなり、結節性痒疹(痒いしこり)が長く続くことがあります。

無理に取らず皮膚科を受診しましょう

マダニに咬まれたスタッフがいましたが、本当に痛みは全くなかったそうです。先生が言われたように「イボ」だと思って受診をしたらマダニだったということで、 思えばその1週間ほど前に山で撮影をしたとのことでした。

  • 山登りのときは肌の露出を少なくする
  • マダニにかまれたときは医療機関を受診することが大事!

ヘルシーヒント
  • アオバアリガタハネカクシ(通称ヤケドムシ)は触れると危険
    直接触らず、紙などでそっと優しくはらう
  • マダニに咬まれたら無理に自分でとらない
    ※口の部分が皮膚に残る可能性があるため

  • 早めに皮膚科を受診する

【2022年8月31日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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