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2022.10.29

気軽に自然体に読書ができる!「佐賀県立図書館 みんなの森」

佐賀市の佐賀県立図書館にやってきました。
ここでは、発売された児童書全てを購入しているので、世に出ている児童書は全て揃っています。
人気の本は各市町の図書館と共有したりして、佐賀県のいろいろな図書館に人気の本が揃うための拠点となる図書館です。

佐賀市立図書館 館内北側の一室「みんなの森」

ここでは、読書に親しんでもらうための取り組みをいろいろ行っています。誰もが自然体に読書ができる部屋です。

この部屋は、普通の図書館にはないような部屋になっていて、図書館では珍しくBGMが流れています。
「おしゃべりOK」「飲食OK」の図書館になっています。
そして、高齢者・赤ちゃん連れ・障がいのある方でも遠慮なく来てもらえるようにしています。

カーペットの空間は靴を脱いで、くつろいでいただくためのコーナーで、寝っ転がって本を読んでも大丈夫だそうです。
※使用の際は周囲への配慮をお願いします。

よく、赤ちゃん連れの方が横で寝かせて本を読んであげたりしているそうです。


小さな子供も感覚的に楽しめる「布の絵本」や、点字や凹凸を触って読める「触る絵本」なども並んでいます。
LLブック

LLとはスウェーデン語で(やさしく読みやすい)という意味の言葉の略だそうです。

文章と一緒に写真・イラストやマークを多用して、言語能力にかかわらず理解しやすくされた本です。

図書館ではあまり見かけない この小部屋は?
こちらの小部屋は「カームダウンコーナー」と言って
外部の音や視線を避けて、パニック障害などの人がこのような部屋を使い、気持ちを落ち着かせるための部屋です。
「カームダウンコーナー」を設置したのは全国の都道府県立図書館では3例目だそうです。
閉めたらこのように遮りができます。
「カームダウンコーナー」は諸富家具と協力して作っています。

他にも配慮された木工設備も!

授乳室もあります。
カウンターは車いすで入りやすいように工夫されています。

読書支援機器も揃っています。
読書を助けるため、文字を拡大したり、読み上げたりする機器です。

一番わかりやすいのは、画像に写っている、拡大読書機です。

これらの機器は常駐のスタッフが操作のお手伝いをしてくれます。

また、耳で聞くオーディオ図書や、字の大きな図書(大活字本)などがあります。

「みんなの森」を作るとき、さがすたいるアドバイザーの方にアドバイスをたくさんもらったそうです。

【さがすたいる】
お年寄り・障がいのある人・子育て中の人など、みんなにやさしいまちづくりを目指した佐賀県の取り組み


佐賀県立図書館「みんなの森」

利用時間 : 午前10時~午後5時
休館 : 毎月最終水曜・年末年始・特別整理期間(11/10~16)
場所 : 佐賀市 佐賀市立図書館の館内北側の一室

【2022年10月27日放送 かちかちPress サガらぼより】
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