リサイクル会社が始めた 新しい命を吹き込む取り組み「西村商店」
今回のテーマは【金属リサイクルの会社が始めた、新しい命を吹き込む取り組みとは!?】
ということで、リサイクル業者が始めた取り組みを取材してきました。
西村商店 西村明美社長
今回、この取り組みについて教えていただくのは西村社長です!
西村商店とはどんな会社?
鉄・アルミなど金属全般のリサイクル業を営む会社
ここに集められているのは、ビールやジュースの空き缶!
アルミ缶になります。
たまにスチール缶が入っているので、磁石で選別をしてプレス機にかけて、このようにブロックにしていきます。
アルミ缶は、このあと別の業者が溶かし、再び別のアルミ缶として生まれ変わらせているそうです。
アルミ缶は持ち込み可能!
こういったアルミ缶は事業者だけではなく、一般の方でも持ち込むこともできます。
取材当時は相場で、1kg100円で買い取りしていたそうです。
ほかにも、自宅で不要になった鉄製品や、家屋の解体の時に出るサッシなども引き取っています。
さらにはこんなものも…
フライパンや鍋も買い取ってくれるんです!
引っ越す時などに不要になったフライパンやお鍋は、どこに持って行きようもないということで結構持ってこられる方が多いんだとか。
そんな金属のリサイクル業を行ってる会社で、新たに始めた取り組みとは!?
西村社長「買い取った金属は精練所とか、元の原料に戻す工場に納めるんですけど、その前の段階で、そのまんまの形を別の商品に生まれ変わらせるという取り組みをやっています」
リサイクル品そのものや作業の際に出る端材を使って、別の商品に生まれ変わらせているそうなんです。
では、その商品とは?
こちらにある雑貨など製品です!
これが、新しい命を吹き込んだモノたちです。
これは、金属を削って端材が出てくるのですが、そういった端材を中にレジンで閉じ込めてアクセサリーを作ってもらっているそうです。
ネクタイピン、カフス、イヤリングなどの種類があります。
もちろん、これも端材で作ったものです。
それが小さく削られて粉々になったものが、アクセサリーとして使われています。
元の形を工程の中で形を変えて別の形にし、新たに命を吹き込み生まれ変わらせています。
こちらは、アルミと真鍮と銅を組み合わせて作っています。
他にも、花瓶やローソク台など、リサイクル金属からいろんな新しいものが生み出されているんです。
西村商店のHPや、上峰町のふるさと納税で販売しています。
さらに、月に1回ほど行っている出張ワークショップでも実演などと一緒に販売しているそうです。
リサイクル品に新たな命を吹き込む
このような取り組みを行う理由とは
西村社長「『捨てる』と『生み出す』をつなぐ場所という活躍ができれば良いかなと。それがひいては、地域貢献や人が健康になる、その一役を担えたら良いかなと。ワクワクドキドキする体験を沢山すれば、人は元気になるんじゃないかなと。やはり健康が一番なので、そういったところにつなげてたら良いなと思います」
【2022年12月5日放送 かちかちPress これってニューっす!より】
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