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"がん"の先端治療施設「SAGA HIMAT」を取材 体への負担が少ない新しい治療法とは?
2月4日は世界対がんデーです。
テーマは『「世界対がんデー」企画 佐賀のがん先端治療施設を取材』
前回は「がんの現状」について話しています
今後がん患者は増えるかもしれない… 毎年がん検診を受けましょう
重粒子線がん治療は、放射線治療の一種です。
使う放射線が"従来"は「X線」「ガンマ線」などでしたが、重粒子線がん治療は、がんの病巣に集中的にエネルギーを投与できて、副作用が従来の放射線治療に比べると非常に少ないというのが特徴です。
使う放射線が"従来"は「X線」「ガンマ線」などでしたが、重粒子線がん治療は、がんの病巣に集中的にエネルギーを投与できて、副作用が従来の放射線治療に比べると非常に少ないというのが特徴です。
有効な治療である事はご理解いただけたかと思いますが、難しいお話ですので、一旦お話を整理します。
重粒子線は、ある一定の距離に放射線のピークを持ってくることができるので、その性質を利用しています。重粒子線治療は、まずがんの立体的な型を取って、上下左右のその部分にだけピークがくるようにセッティングし、集中的に照射してがんを除去する方法です。
そのため患部にのみ作用し、肌や周りの臓器を傷めずに、通院のみでの治療を実現しています。
そのため患部にのみ作用し、肌や周りの臓器を傷めずに、通院のみでの治療を実現しています。
ご紹介した重粒子線治療ですが、すべてのがんに使えるというわけではありません。
では、どのようながんに有効なのか教えていただきました。
重粒子線はどのようながんに有効?
「公的医療保険」適用部位
・頭頸部腫瘍(頭蓋底腫瘍を含む)(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く)・肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・子宮がん(頸部線がん)・大腸がんの骨盤内再発・前立腺がん・骨軟部腫瘍
※赤字の部位は「切除非適応の腫瘍」
【治療の対象とならないがん】
- 白血病のような血液のがん
- 広範な転移のあるがん
- 胃がん、大腸がん 不規則に働く臓器のがん など
【2023年2月1日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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