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アトピー性皮膚炎のかゆみの原因は?ステロイドの噂の真相は?
前回に引き続き
テーマは「"アトピー性皮膚炎"を教えてもらおう②」
前回の記事はコチラ
佐賀大学の先生が"アトピー性皮膚炎"を解説
前回は杉田先生にお話を伺いながら、メカニズムと治療法をご紹介しました。
そこで一番伝えたかったのは『「治らない」と思わないで』ということです。現在は治療が進歩しています。薬だけでも10年前を比べると進歩しています。
皮膚科の治療で多くのウェイトを占めているのは塗り薬です。その中でも進歩をとげているのは外用薬の代表格としてあげられる「ステロイド」です。
『ステロイド』は外用薬の代表格でよく処方される薬だと思います。その反面ネットなどで調べるといろいろな事が出てきます。
- 肌が黒ずむ?
- 免疫が下がる?
- ずっと依存?
実際のところはどうなのか皮膚科医の先生にお話を伺いました。
ステロイドを使うと肌が黒ずむ?
いろいろな病状などがあるので一概には言えませんが、ステロイドの吸収率は(薬剤の)種類や体の場所によって違います。
ステロイドには強さもあるので、強さを調整したりしています。患者さんのフェーズや場所に合わせて、使い分けを先生方に指導を受けてから使用することが大切になります。
佐賀大学医学部の発見はどのような発見だったのか?
アトピー性皮膚炎のかゆみの原因の一つが"ペリオスチン"タンパクだということがわかりました。
ざっくり言うと「かゆみの原因はこれじゃないかな」ということがわかったような段階です。
ざっくり言うと「かゆみの原因はこれじゃないかな」ということがわかったような段階です。
アトピー性皮膚炎の炎症に悪さをする物質がわかって、その物質を抑えたり、調整したりすることができれば効果が期待できる薬が誕生する可能性があります。
現在、悪さをするタンパク質に向けた薬も開発中で特許出願中です。
マウスを使った実験ではかゆみ改善の効果も見られています。
【2023年3月1日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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