1. TOP
  2. 記事一覧
  3. ピックアップ
  4. 空から命と財産守る"防災ヘリ"「かちどき」訓練で救助体験しました!

ピックアップ

pickup

2023.04.24

空から命と財産守る"防災ヘリ"「かちどき」訓練で救助体験しました!

今回のテーマは「空から命と財産を守る 防災ヘリ」。
佐賀県には2年前(2021年)に、災害時に空から救助や消火活動を行う消防防災ヘリコプター『かちどき』を運用しています。
この2年で色々な災害現場に出動をしています。隊員の方々も訓練等を重ねています。
今回は救助活動に協力させていただきました。
佐賀市川副町 佐賀空港の隣にある「佐賀県防災航空センター」。
中に入ると『かちどき』がありました。
『かちどき』で救助活動などにあたる隊員は
県内5つの消防本部から派遣された9人です。

過去2年間で70件程度の緊急運航に出動しているそうです。

印象に残っている出来事は 2022年7月に宮崎県への応援出動したことだそうです。悪天候で視界が悪く、機体が安定しない中での救助だったそうですが、安全に救助ができて隊員と顔を合わせてほっとしたそうです。

『かちどき』訓練に参加しました!

【想定】
トラックの荷台=民家2階のバルコニー という想定。
(周辺は浸水して取り残されているという設定)
出動要請が出ると、操縦士・副操縦士の他4人が乗り込んで救助へ向かいます。
出動してすぐ、機内では救助についてのミーティングが行われています。
救助現場に『かちどき』が到着しました。
降下開始!
このときヘリは、地上20メートルほどの高さです。

4人の救助隊のうち、2人が要救助者の元へ。

「怪我無いですか」など声をかけます。

黄色のジャケットのようなものを着せられます。
こちらは、包まれている状態で首まで固定されていて、左右・後ろに首が動かせません。
実際に吊り上げられます。
隊員の方がしっかりと密着してくださって持ち上げられます。
ヘリの上との連携もしっかりと取っています。
体験者は体重95㎏ありましたが、吊り上げに使う「ホイスト」とうい吊り上げに使うものは最大荷重249㎏まで大丈夫だそうです。(救助隊員含む)
こうして無事に救助訓練が終了しました。

体験者の感想

高所恐怖症ですが怖くなかった。「まっすぐ上を向いて目を閉じて」と言われているので、目を閉じたまま気づいたらヘリまで上がっていた。ヘリに上がった後もヘッドフォンを貸していただき隊員さんの声が聞こえるように配慮もありました。安心でした!

有事の際には頼りにしていただけるように、これからも日々の訓練に励んでいきたいと思います。

119番通報を受けた県内の消防本部が、防災ヘリによる活動が必要と判断した場合『かちどき』の出動が要請されます。県内ほぼ全域、センター離陸から15分圏内で到着するそうです。

みなさんはそうならないために、普段からハザードマップを確認していただいたり、家族で「もしものときはどうするか」ということを確認していただくことが第一、それでもどうしようもない時は『かちどき』が出動してくれているという安心感があると思います。

【2023年4月20日放送 かちかちPress サガらぼより】

関連記事

※各記事に掲載している料金やサービスについては、記事を掲載した時点での情報になります。掲載当時から料金やサービスが変更になっている場合がございます。
RECOMMEND