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鶴丸 英樹のブログ記事
「甲子園は清原のためにあるのか」
きのう全国紙に「野球の名実況」の特集記事が載っていました。
そこでも取り上げられていたのが元朝日放送アナウンサー・植草貞夫さんの高校野球中継での名実況です。
1985年の夏の甲子園大会決勝で
この大会5本目、甲子園通算13本目のホームランを打ったPL学園・清原和博選手。
2学年下の私から見ると、高校生に交じって1人だけプロ野球選手がプレーしているように思え、いとも簡単にホームランを打つ姿は、まさにこの夏の主役でした。
ゆっくりと塁を回る清原選手の姿を追いながら出てきた言葉が
「恐ろしい! 両手を上げた!」 そして…
「甲子園は清原のためにあるのか!」
多くの高校野球ファンが感じていたであろう清原選手への畏敬の念・畏怖の念が端的に表現されています。
この実況については、今もいろんなメディアで取り上げられることがありますが、植草さんは「とっさに出た言葉」という旨の説明をされています。
深い取材、試合の流れ・観客の心理までもしっかり把握した上で出てきた言葉は、まさに名人芸だと思います。
今年も6日に夏の甲子園大会が開幕します。
佐賀県代表は初出場の鳥栖工業高校。
鳥栖工の健闘を期待しつつ、大会を通じて植草さんに続く名アナウンサーたちがどんな実況をするのかも楽しみです。
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