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2023.08.22

軽いのに高強度!ダンボール加工ならおまかせ!みやき町「松尾紙器」

みやき町にある「松尾紙器」

創業100年を超える会社です。

始まりは菓子箱の製造、現在はダンボールの加工をメインに行う

以前は、お菓子箱の“貼り箱”という仕上げに装飾用の紙を貼ってつくる箱を製造していました。

貼るノウハウをいかした商品が「積層ダンボール」です!

積層ダンボール

ダンボールシートを何層にも貼り合わせた製品

そんな積層ダンボールのつくり方は…?

積層ダンボールは松尾紙器のメイン製品で特徴は強度!
大きな機械などを運ぶ際、その機械を傷つけないための緩衝材などとして活躍しているそうです。

このシートを貼り合わせていきます。
のり付けしたシートを重ねて貼り合わせる

加工しやすく環境にも優しいのりを使用し、のり付けしたシートをどんどん重ねて貼りつけていきます。

貼り合わせたダンボールをカット

のりが乾いたらカットの工程です。

こちらがカットされた積層ダンボールです。

綺麗にカットされています。

切り口の誤差は2ミリ以内に抑えるようにしているそうです。

こうしてつくられる積層ダンボールの製造数はなんと月に6万~7万本!

松尾紙器では企画から製造まですべて自社で行っているため、ニーズに応じた様々な厚み・大きさ・形の積層ダンボールをつくることができるんです。

そして、積層ダンボールを応用したこんなものも!


フォークリフトの下にあるパレットが「ダンボールパレット」になっています。

パレットは荷物をのせるための台で、木製やプラスチック製が主流ですが、こちらはダンボールで作られています。
リサイクルできるため環境に優しいです。

輸出商品の運搬に使用されることが多いそうです。

ダンボールパレットはこのような積層ダンボールでつくったパーツ9個を並べています。

9個のパーツをシートで挟む
松尾紙器のパレットの特徴は挟んでいるパーツに空洞をつくっていることなのですが、この空洞、どうやってつくっているのかというと…?
積層ダンボールにVカットを入れています!

Vカットを入れるとこのようにL字に曲げることができ、これを2つ組み合わせることで先ほどの空洞のあるパーツをつくっているんです!

積層ダンボールはコストが高くなるので少しでも空洞化し、コスト削減し、軽量化にできるように工夫されています。

ダンボールパレットの重さは、木製パレットの約4分の1の重さ!女性でも楽々に持ち上げることができます。

しかも、平面荷重で1トンの重さまで耐えることができるので、人が乗ってジャンプしても大丈夫!ビクともしません。

積層ダンボールだから出せる強度です。


かみーすオリジナル「トンネル型 猫の爪とぎ」

積層ダンボールを使った新商品

内面4面、外面4面 すべてでつめとぎ可能!

猫が遊べるようにおもちゃ兼用として、トンネル型でどこでも爪とぎができるように工夫されています。

猫の爪とぎを作ることになった理由は?

代表 松尾さん「3年程前から少しずつ他の企業さんから猫の爪とぎができないですか?と問合せがあり、ウチではオリジナルができるのではないかと商品を開発しました」

※猫は、松尾さんの愛猫ちゃん

この爪とぎ、松尾紙器の貼り箱の技術をいかし、装飾用のシートを貼ることでお部屋に合うデザインにしています。

松尾紙器の技術がつまった製品なんです。

代表 松尾さん「今まで培った技術を生かして、今後も新しいものを1つ1つ丁寧に作っていこうと思っています。今までは企業様向けの商品が主だったのですが、今後は一般の消費者の方に使っていただけるような商品にまで目を向けて、生産をしていこうと思います」

「爪とぎ」は松尾紙器さんの工場、もしくは「かみーず」のホームページにてご購入いただけます。
工場からご購入の際は、事前にお電話にてお問い合わせいただくことをおすすめします。
また、今後は松尾紙器さんの敷地内に販売店舗を構える予定とのことです。

【2023年8月17日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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