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2023.11.26

おいしい果汁だけを絞った 贅沢なミカンジュース!「田島柑橘園&加工所」

太良町にある「田島柑橘園&加工所」

まず、ミカンを栽培されている柑橘園に伺いました。
太良町の海が見えるロケーションの良い場所です。
たくさんのミカンがなっています。
田島柑橘園&加工所の 田島彰一さんです。
ここの柑橘園では「クレメンティン」という品種を栽培しています。

田島さんは、このクレメンティンに一目惚れしたそうです。
50年程前、ミカンの価格暴落し生産者仲間で外国産柑橘を栽培した際にクレメンティンに出会ったそうです。

試食させていただきました!
いい香りがし、ものすごくジューシーです!
しかし、まだまだ香りは薄い方で12月から収穫するものが更に香りが強くなるそうです。
こだわりは、完熟してから収穫することだそうです。
完熟のミカンを使って、こだわり製法でジュースにも加工しています。

減農薬栽培で栽培していたため、虫などにやられて規格外ミカンが発生していました。
その規格外ミカンの活用法としてジュース作りをスタートしました。

ジュースになると更においしくなるそうです。


次に、加工所にお邪魔しました。
こちらは先ほど収穫したミカンです。こちらをミカンジュースにしていきます。

ジューサーだけで13台あるそうです。一番新しい機械から、ここにしかない特注の機械などがあります。
おいしいジュース作りには完熟ミカン(素材)と、ジューサーが大事だそうです。

手塩に掛けたミカンと、自慢のジューサーを使ったジュース作りを見させていただきました。

まず、ミカンを入れていきます。
どんどん絞られて、ミカンの汁が出てきます。
仕組みは?

まず、ミカンがくぼみに入ります。

ジューサーについたカッターでミカンが半分にカットされます。
半分にカットされたミカンが再度くぼみに入り、果汁が優しく押し出されます。
優しく果実部分を押さえるだけで絞っているので、ミカンにはまだ果汁が残っています。
おいしいところだけを絞っているので、贅沢絞りと呼んでいます。

おいしさを最大限に高めるために"収穫は完熟してから"なんだそうです。
完熟ミカンを優しく押し出すようにして、ミカンのおいしいところだけを味わえるジュースができあがります。

このようにして1本ずつ丁寧に、旬の品種を使って素材を活かしたミカンジュースを作っています。

様々な品種でジュースを作ることができる秘密がこのジューサーにあります。
こちらの機械は田島さんだけが持っている特注品で、世界にココにだけのジューサーなんだそうです。
ジューサーの秘密は、"日本の小さなミカンのサイズに合わせて改良"していることだそうです。
ジュースへの製法を試行錯誤した結果、ジュースのおいしさが評判となり、
ジュースの「加工依頼」が増加して持ち込まれた材料で作るジュースが約6割を占めるほどになりました。
皮を絞らないので、雑味が出ずおいしいジュースになっています。

搾りたてをいただきました!

とても爽やかで、口の中を香りが駆け巡っていきます。食べた時とはまた違うおいしさです。

アロマオイルの製造も!?

絞った後のミカンが「もったいない」という思いからアロマオイルを作り始めました。
クレメンティンの香りに惚れたので、それを最後まで生かそうと始めたそうです。
クレメンティン以外の様々な柑橘類の皮からも製造しています。

アロマオイル作りは独学で始めたそうです。

アロマオイルを嗅がせてもらいました。
食べた時の「口の中で駆け巡った香り」が凝縮されていて、とてもいい香りがしました。

【2023年11月23日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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