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2023.11.25

廃棄される食品を使って高校生達が新商品開発「伊万里実業高校 フードプロジェクト部」

今回のテーマは「食品ロスを防げ!伊万里実業 フードプロジェクト部」
食品ロスとは、「本来は食べられるのに捨てられてしまう食品」のことで、いかに減らすかが世界的な課題となっています。
そんな食品ロス問題に部活動で取り組んでいるという伊万里実業高校では具体的にどんなことをしているのでしょうか?

やってきたのは、伊万里市の「伊万里実業高校」

4年前に農林高校と商業高校が統合してできた割と新しい高校です。
そんな中、フードプロジェクト部という部活があるということで伺いました。

こちらがフードプロジェクトの皆さん
フードプロジェクト部とは?

食品ロス削減のために廃棄される食品を使って新商品開発を行う活動をしています。

日本の食品ロス量は年間で約523万トンあり、国民一人当たりに換算すると毎日お茶碗1杯分が廃棄されていると言われています。

廃棄された食品は燃やされ、燃やすことで二酸化炭素が発生し、地球環境に大きな影響を与えています。

フードプロジェクト部は月に1回、地域で余った食料品を回収しお菓子などに作り変える取り組みを行っています。


いらなくなった食材をいただいて、加工し販売!

こちらは商品にならないお米です。

このお米を加工し、このようなクッキーやお菓子などを製造しています。

例えばそうめんなど、シーズンを過ぎるとと食べなくなったりしませんか?
そういった、そのまま忘れて捨てられる可能性があるものを違う形にしようとしています。

そうめんクッキー作り

夏の間お世話になった「そうめん」をクッキーに蘇らせます。

➀そうめんをミキサーに入れる
➁ミキサーにかける
粉末状にするとこのようになりました!
そうめんは小麦粉から作られているので、一旦粉に戻して小麦のような使い方をします。
そうめんクッキーのお味は?

バターがしっかりと効いています。
少し塩味がありますが、これはそうめんの中に入っている塩分からきています。そうめんを原料にしたからこその味!

食品ロスにつながるかもしれない「そうめん」から生まれてきたクッキーです。


甘酒を使った「まるぼうろ」

佐賀と言ったら「まるぼうろ」という事で、甘酒を使って付加価値をつけたものにしたそうです。


こちらは工場内でつぶれたり、へこんだり、汚れがついたりしたフルーツ缶です。

売り物にならないものを頂きました。

「フルーツゼリー」

そのフルーツ缶を活用して「フルーツゼリー」を作りました。


学びのKIDSレストラン

月に1回、地域で寄せられた食材を調理して市内の小中学生に無料で提供する子ども食堂を行っています。

子どもたちに「食」に対する知識をつけてもらおうと活動しています。


【生徒】「子どもたちが大人になったときに私たちの活動を思い出して、食品ロスを意識してくれたら」

【生徒】「こうしていただいた食材を使って、地域の方々などに我々の活動を知ってもらってSDGsに積極的になってくれたらいいなと思っています」


フードプロジェクト部活動

食料品の回収と子ども食堂は月1回行われています。
子ども食堂は市内に住んでいる方で予約さえすれば無料だということです。

食料品の回収

  • 1か月以上賞味期限があるもの
  • 未開封であるもの
  • 常温で保存できるもの

を回収しています。
詳しくは、伊万里実業高等学校を検索してみてください。

【2023年11月22日放送 かちかちPress 旬カン! i-FOCUSより】

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※営業時間や提供メニュー、料金は掲載当時のものです。掲載時から変更になっている場合がございます。

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