今回のテーマは「知っていますか？正しい肌の保湿方法！」

まずは、簡単に前回のおさらいをしていきます。

乾燥の原因

• 空気の乾燥
• お湯の温度
• お湯の使用

肌の乾燥対策

• 部屋の温度は50～60％程度
• お風呂の温度は38～40℃
• 長風呂は避ける
• からだは強くこすらない
• 保湿剤をこまめに塗る

そして前回に引き続き、佐賀県医療センター好生館皮膚科部長の永瀬浩太郎先生に「正しい肌の保湿方法」を聞いてきました！

乾燥している肌

ひび割れた地面のような状態

保湿されている肌

きれいな地面のような、体を守る力を維持している状態！

保湿剤

保湿に効果的なのがクリームやローションなどの「保湿剤」です。
その働きは大きく分けて2つあるそう。

モイスチャライザー

肌に水分を与え潤わせる
例：ヒアルロン酸・セラミド・アミノ酸など

エモリエント

皮膚の表面に油の膜をつくり水分が逃げるのを防ぐ
例：ワセリン・軟膏など

皮膚への刺激感・塗りやすさなどバランスで判断します。

保湿剤は形状もさまざまです。

軟膏は硬くベタつく使用感です。
そこからクリーム、ローション、フォーム、スプレーというようにだんだんと柔らかくサラサラな使用感に。
基本的に油分が多いものほどベタつき、水分が多いものほどサラサラとしているそうです。

傷がある場所

油分が多い保湿剤（油分が多いと刺激が少ない）

広い範囲に塗る場合

塗り心地が良くのびやすい保湿剤

塗る量の目安（軟膏・クリーム）

人差し指の第一関節から指先までの量で、手のひら2枚分

腕に塗る時は、シワの向きに沿って塗る！

また、強くすり込むのもムラの原因になるので、優しく塗るのがおすすめとのことでした。

ローションの目安量

ローションなどのサラサラしたものは、手のひらに1円玉くらいの大きさで出した量が手のひら2枚分の目安の量なんだそうです。

POINT（保湿剤の塗り方）

• 手のひら2枚分の目安量は人差し指の第一関節から指先まで
• シワの向きに沿って塗る
• 強くすり込まない

POINT（保湿剤の選び方）

• 傷がある場所
  油分が多い保湿剤
• 広い範囲に塗る
  塗り心地や、のびやすさを優先