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2023.12.06

冬の季節は肌がカサカサに…「冬の乾燥から肌を守ろう!」

今回のテーマは「冬の乾燥から肌を守ろう!」

この季節どうしても肌がカサカサしたり、かゆみが出たりと肌の乾燥が気になりますよね?

そこで今回は「冬の肌の乾燥対策」について、佐賀県医療センター好生館皮膚科部長の永瀬浩太郎先生にお話を聞いてきました!

肌が乾燥する仕組みとは?

皮膚の断面は、細胞がレンガ状に積み重なっており、細胞の隙間を脂質などが埋めています。
表面にある皮脂膜は、肌を守る皮脂の膜。水分の蒸散を防ぎます。

角質細胞の中には、天然保湿因子(皮膚にもともと備わっている保湿成分)があります。

細胞のあいだに、細胞間脂質(角質細胞同士の隙間を埋めている脂質。水分の蒸散を防ぐ)があります。

この3つのバランスで皮膚を頑丈にするような仕組みが出来上がります。

皮膚の表面から水分が抜けていくと構造が乱れ、乾燥が始まります。

冬の乾燥の原因は?

主な原因①

空気の乾燥により皮膚の表面の水分が乾燥する

主な原因➁

お湯の温度や使用頻度が上がることにより、肌の脂が流出しやすくなる

寒い状況になると暖房を入れることもありますが、暖房も乾燥のもとになります。
また、寒い日が続くとお風呂の温度が上がったり、お皿を洗う時も冷たい水からお湯へ使用が増えます。

肌の乾燥対策クイズ

Q.冬の部屋の湿度 理想は何%?

肌の乾燥対策としては、湿度50~60%を保つことが大切

湿度の上げすぎには注意!
カビやダニが増える可能性があるので湿度が高すぎないのも大事です。

Q.お風呂の温度 理想は何度?

理想は、38℃~40℃

温度が高すぎると、皮膚の表面の脂が流出しやすくなります。
Q.乾燥対策として長風呂は「良い?」「良くない?」

長風呂は良くない

温度の高いお湯は皮膚の脂分を抜いてしまう可能性が高くなります。
お風呂に長く浸かるほど乾燥肌が進む原因の1つとなります。


POINT(肌の乾燥対策)
  • 部屋の湿度は60%程度
  • お風呂の温度は38~40℃
  • 長風呂は避ける

 そして、クイズの内容の他にこのような対策もあります。

POINT(肌の乾燥対策)
  • からだを洗うときは、強くこすらない
    お風呂でからだを洗うときは強くこすらず、優しく洗いましょう。
  • クリームなどの「保湿剤」をこまめに塗る
    お風呂上りは10分~15分以内に保湿剤を塗ると良いそうです。
【2023年12月4日 かちかちPress みんなで ヘルシーライフより】

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