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2024.02.02

虹の松原の厄介ものを商品に!カーボンニュートラルに取り組む「唐津南高校 虹ノ松原 研究班」

カーボンニュートラルとは?

二酸化炭素などの地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量から
森林などによる吸収量を差し引いて、二酸化炭素などがゼロになる。均衡がとれている ということをカーボンニュートラルと言います。
この目標を2050年までに世界の半数以上の国が達成すると表明していて、日本も同じように宣言しています。


今回は、ある"厄介もの"が人の役に立つ"ある物"へ変わる画期的な取り組みをご紹介します。

唐津市「虹の松原」に来ました。


虹の松原で人々が掃除をしています。
「唐津南高校 虹ノ松原 研究班」の方々です。
虹ノ松原 研究班

虹の松原を後世に繋ぐため、保全活動や啓発活動を有志で行っています。

厄介ものの正体は枯れた松葉松ぼっくりです。
黒松は、生命力が強く、痩せた土壌を好みます。枯れ松葉をそのままにしておくと土壌が肥えてしまい松の生育に悪影響が及びます。
虹の松原の松は約100万本あり、年間1500トンの松葉を処理しなければなりません。
元々は松葉を燃やしていましたが、現在は虹ノ松原 研究班で商品に改良しているそうです。

次に唐津南高校に伺いました。

研究班が作る商品とは?

松葉ペレット

「畑の肥料」や「化石燃料」の変わりとして使用できます。

どのようにして作っている?

松葉を細かく砕き、円柱状に圧縮して作っています。

化石燃料としての火力は、灯油の半分程の力だそうです。

他に、松葉をパウダー状にも加工しています。

パウダー状に加工した松葉は"飲料や焼き菓子"に使用されています。
「松葉を食べて守ろう」という思いからスタートしました。

松葉サイダーを試飲させていただきました。

甘ったるくなく、清涼感があります。


他にもSNS映えする可愛い商品なども制作しています。

唐津南高校 虹ノ松原 研究班 生徒
「これからは他の人たちにもっと虹の松原を知ってもらい、虹の松原に感謝していることを伝えていきたい」
【2024年1月31日放送 かちかちPress 知ってる?カーボンニュートラルより】

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