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2024.02.11

酒処・佐賀のさらなる発展へ!佐賀オリジナルの酵母「佐賀はがくれ酵母」

テーマは「酒処・佐賀のさらなる発展へ 佐賀はがくれ酵母」
佐賀県工業技術センターという佐賀県の施設で、日本酒を作る"佐賀オリジナルの酵母"を開発しています。
佐賀県工業技術センター

企業の研究・技術開発を推進し、県内産業の発展を支援しています。

佐賀オリジナルの酵母は「佐賀はがくれ酵母」というそうです。
「清酒酵母」の開発・提供も行っています。
こちらが「酵母」です。
一個一個それぞれの性格を持っているそうです。
そもそも酵母とは?

アルコール成分を作りだし、お酒の香り・酸味を生みます。

佐賀県内24の酒蔵中19の酒蔵で「佐賀はがくれ酵母」を使用しています。

現在6種類の酵母があります。酵母選びによってガラリと味が変わるそうです。


鹿島市にある「馬場酒造場」
実際に「佐賀はがくれ酵母」を使って酒造りをしています。

酒蔵の中には、大きなタンクがたくさんあります。

まず、日本酒造りには大元となる「酒母」という工程があります。

酒母とは

蒸した米・麹・水・酵母を混ぜた物です。

こちらが仕込んだ直後の様子です。

こちらが仕込み4日目の酒母です。
ブクブクしています!このブクブクは、酵母がアルコールを作る際に出す炭酸ガスです。酵母が増えている段階です。

酵母は増えながら発酵を続け、約40日で日本酒となります

馬場酒造では約15種類の日本酒を製造していますが、そのほぼ全てに「佐賀はがくれ酵母」を使用しています。
『佐賀はがくれ酵母「SAWA-1」』という酵母では、造り方で「青リンゴ」や「メロン」を感じる香りに仕上がります。

佐賀県酒造組合の会長さんは「県オリジナルの酵母は非常に重要なファクター(要素)だと思っています。嗜好の多様化に答えるために佐賀はがくれ酵母で日本酒のバリエーションを作っていけたら」と話されていました。

「佐賀県」×「蔵元」が酒処・佐賀の更なる発展を目指していることが分かりました。

佐賀県には工業技術センター以外にも施設が!

窯業技術センター

陶磁器やセラミックなどの窯業の分野の施設で、研究開発や技術指導などの産業支援をしています。


九州シンクロトロン光研究センター

シンクロトロン光という特殊な光を使って、測定・研究開発などを通じた県内産業の支援を行っています。
九州では1カ所しかない施設です。

佐賀県にはこのように工業技術センターが酵母を開発して酒蔵に提供しているように、県の施設が、企業と一緒に、佐賀県の産業の発展のために様々な取り組みをしています。

【2024年2月8日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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