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2024.03.21

新入学のお子さんや高齢者は注意!「春も水の事故に気をつけて」

今回のテーマは「春も水の事故に気をつけて」
水の事故といえば、夏のイメージが強いかもしれませんが、春も注意が必要なんです。

その理由としては・・・

  • 出歩きやすい時季
    夏は猛暑、冬は寒い。春は気候が良く、子供だけで出ることも増えます。ご高齢の方も水の事故が多く、お散歩やお花見などお出かけに注意が必要です。
  • 新入生が通学し出す
    初めて通学で新しく通る道も多く注意が必要です。

では、生活する地域のどこに危険が潜んでいるのでしょうか。専門家に聞いてきました。 

今回は、水難事故の講習を行う日本赤十字社佐賀県支部へ伺いました。
が、待ち合わせたのは、建物の前…。


建物の前には、水路・川が流れており、今から危険箇所を見ていきます。
いかにも、遊びたくなる場所「水門」
この「水門」も子どもたちが興味を持って遊ぶような場所なので注意が必要です。
ステージにも見えるので、登って遊んでしまう可能性が考えられます。

周辺だけ水流で、急に深くなっています。

足をとられて倒れたり、倒れて頭をぶつけたりそういったこともあるため注意が必要です。

橋脚周りも凹

水の流れが淀む橋の下の「橋脚」でも同じように川底がえぐれます。ここも足をとられる危険箇所です。

川がカーブする箇所へ…
カーブの内側は比較的平らとなっています。
カーブの外側は、深くなってきています。
流れで外側が、えぐれてしまうので外側に行けば行くほど深くなります。
流れで石や岩もたまっていくので、足を切ったり転ぶ危険性も。
魚もいるので子どもが身を乗り出して覗いてしまうこともあります。
その時に頭が重く、そのまま落ちてしまうことも考えられるので見下ろす時も要注意です。
特に佐賀は用水路やクリークが多くあります。
クリークは柵やフェンス、ガードレールなど仕切りがないため非常に危ないです。
特に夜は柵がない場合は境目が分からず、高齢者や自転車の運転中などに誤って落ちてしまう事故も…。
皆さんもいま一度、近所や通学路に危険な場所はないか、確認してみてください。

溺れている人を見つけた場合の簡単な対象を教えていただきました。

できるだけ自分の身の回りで浮く物はないか、考えてみることが大事です。

浮き具になるもの
スナック菓子の袋・ビニール袋・クーラーボックスなども浮き具に代用可能

ペットボトルは、空だと軽くて狙ったところに投げられません。
そのため、少し水が入ったペットボトルを投げるのが良いそうです。

ペットボトルでもこれくらい、しっかり浮きます。

そして「ランドセル」も浮き具になります!

しかも中に教科書やノートが入っている方が浮きやすいです。
逆に出してしまうと中に水が入ってしまい、沈んでしまうそう。

ビニール袋も投げる場合は、石など重しになるようなものを入れてから投げると溺れている方に向けて投げやすくなります。


近所の危険個所をチェック
身の回りの物でも救助できる

ランドセルも浮き具になる

さらに、自分で何とかしようと思わず、周りに声をかけてできるだけ複数で助けることが大事です。

【2024年3月18日 かちかちPress みんなで ヘルシーライフより】

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