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2024.03.22

62年の歴史に幕…そして次へ「有明中学校閉校プロジェクト」

今回のテーマは「62年の歴史に幕…有明中学校 閉校プロジェクト」
白石町では少子化の影響を受けて、白石町立 有明中・白石中・福富中が2024年4月からは統合されて「白石中学校」になります。

そんななか、有明中学校では、閉校式に向けて準備が進められていました。

2024年4月閉校する「白石町立 有明中学校」へ

閉校式に向けて、校舎の中で生徒達が準備している模様を取材させていただきました。
最後の校長先生 川﨑校長「いよいよ閉校式が3月23日に控えておりますけど、そこに向かって今、有明中学校62年間の歴史の総仕上げということで、子どもたちと一緒に話をしていくところです。もちろん、寂しさや惜別の思いは出てきますが、閉校式ではみんなで有明中学校の思いを出し合いたい、分かち合える式にしたいと思っています」

たくさんの人の思い出の場所・有明中のフィナーレへ向けて、2023年12月には、地域の方も参加して航空写真の撮影が行われました。

川﨑校長「学校は『地域の方々のもの』です。有明中学校という『形』はなくなってしまうけど、みんなが有明中学校のことを忘れないでいいように、みんなが思い出として持って行けるようにしたいなと思っています」


間もなく迎える閉校式へ、在校生たちは力を合わせて様々な準備をしていました。
全校合唱の練習が行われていました。

そして、新しい「白石中学校」の校歌も練習していました。
次に向けてということで、4月の開校式で歌うそうです。

校舎も「閉校式」仕様に…

中学校での想いをつづった「短歌」を掲示
全校生徒と一般の方にも募っていたそうです。
「友達と笑い転げた昼休み 忘れられない廊下のベンチ」と書いてありました。

こちらが、廊下のベンチです。

思い出がいっぱい詰まっていますね。

学び舎がなくなることについて、2年生の生徒にお話を聞きました。

2年生女子「すごく悲しい…閉校式に来るお客さんも生徒も、みんなが最初から最後まで楽しみながら『有中ってこんな感じだったな』と懐かしみながら過ごせるような閉校式にしたいと思っています」


そして…有明中学校に通うはずだった校区の小学校にも、閉校式の案内状を届けに行きました。
閉校式の案内を持参した3人は、この小学校が母校です。

そのうちの1人にどんな気持ちなのかお話を聞いてみました。

3年生女子「小学校の時に仲良くしていた後輩が、有明中学校に通うことはできなかったけど、閉校式で最後に有中に来てくれたら良いかなと思っています」

在校生、卒業生、そして地域の方々にとって特別な1日が間もなく訪れます。

川﨑校長「学校が無くなるという事実は事実としてあるんですけど、それをマイナスに受け止めないで『次に向かって進んでいこう』ここで頑張ったことを次に生かしたい、さらに自分の財産にしたいという思いを、子どもたちが持ってくれるのが1番大事かなと思いますし、1つの大きな区切りとなって次に向かっていけるかなと思うと、子どもたちと、地域の人たちと一緒にこういう会を迎えられるのはすごく幸せだなと思っています」


2024年3月23日(土)の閉校式について
閉校式と、校舎の開放などが行われます。
(生徒たちが作った飾りや掲示された短歌も見られます)
有明中学校にゆかりのある方なら、どなたでも参加可能です。
【2024年3月20日放送 かちかちPress 旬カン! i-FOCUSより】

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