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2024.06.02

時間旅行EXPRESS 「盤龍鏡」や「くだ玉」などの副葬品出土 久里双水古墳石室調査 唐津市【1994年】

時間旅行 EXPRESS
サガテレビに残るアーカイブ映像から、当時の佐賀の様子をご紹介いたします。

テーマは「1700年越しの古代ロマン」
佐賀県の遺跡といえば吉野ケ里遺跡が有名ですが、同じ時期に作られた唐津市の「久里双水古墳」の学術調査の様子をご紹介します。

国内最古・最大の前方後円墳

久里双水古墳 石室調査

1994年8月 唐津市

1994年08月1日、石室の本格調査が始まる。
1700年ぶりに石室の天井石が開けられた。
石室内には朱が塗られ、石積みの間を粘土で目張りするなど、近畿地方の前方後円墳にはみられない構造と判明した。
"盤龍鏡"といわれる中国の後漢時代に作られた鏡や、"くだ玉"などの副葬品が出土した。

その後の調査で、舟の形をした木棺を乗せていたと思われる土台「粘土床」が、当時、国内で初めて確認された。

出土品は海を通じた大陸との密接な関係をうかがわせ、一般公開には2000人の考古学ファンが訪れた。

石室調査のその後は・・・
・出土品は2011年に佐賀県指定重要文化財に指定。
・古墳域は2016年に佐賀県指定史跡に指定された。
・現在は公園として整備され、ガラスに覆われた石室を見ることができる他、古墳の頂上に上ることもできる。
【2024年5月28日放送 かちかちLIVE 時間旅行EXPRESSより】

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