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2024.06.20

大雨への備えは大丈夫?本格的な梅雨を前に“いま”できること「大雨対策」

今回のテーマは「大雨への備えは大丈夫?本格的な梅雨を前に“いま”できること」九州北部の梅雨入りが発表され、しばらく雨のシーズンです。

わかってはいるけど、「もしもの備え」が ついつい後回しになっていませんか?
災害が来てからでは遅いということで、 今しかできない、今やっておくべき 「備え」についてお伝えします。


元佐賀地方気象台台長の溝上良雄さん。
佐賀県防災士会代表や気象防災アドバイザーなど数々の肩書を持つ、気象のスペシャリストです!

こちらのリュックは避難する時に持っていく「非常持ち出し袋」

持ってみると結構な重量感です。
なぜこんなに重くなるのかというと…「お水」が入っているからです。

水は500mlのペットボトルが1本(最低限)

最低1人500mlのペットボトル1本はリュックに入れてもらいたいとのことです。
たくさんあれば良いですがその分重くなってしまいます。

最重要は「飲料水」
他のモノとどう組み合わせていくかが重要です。

では、水以外にはどういったものを入れていくのでしょうか?

大雨対策➀非常持ち出し袋をつくる

ラップ

皿に敷くことで何回でも使える
また、けがした際には包帯代わりに

今回用意頂いたのは、誰もが用意しておいた方がいいもの。
これに、赤ちゃんがいる方はミルク、小さなお子さんがいる方は退屈しのぎのおもちゃなど、自分達にあったものを、リュックに収まる範囲内で準備しましょう!

また、中身を小分けにしておくとリュックの中でバラバラにならず、取り出しやすくもなるので、便利!

いつでも「非常持ち出し袋」をすぐに持ち出せるよう、例えば「梅雨の前」など定期的なチェックを!

大雨対策②ハザードマップを確認しておく

こちらは佐賀市の南部を中心とした内水氾濫のハザードマップです。
内水氾濫

大雨の際、下水道や排水路が水をさばききれなくなり、溢れだした雨水が建物や土地・道路などを水浸しにすること

ハザードマップというのは、自分たちの住んでいる地域の健康診断書のようなもの。

ハザードマップ

浸水の深さの目安が色分けしてあるので、自宅が「どれくらいの想定があるのか?」を知ることができます。

ハザードマップは、各市町が作成し、更新時に配布されるほかホームページでも確認できます。

ハザードマップは自然災害に対する自分が住む地域の弱点が分かります。
どういう風な行動をするかを考え、安心・安全な生活につなげていきます。

ハザードマップは内水氾濫のほかにも、災害別にあります。

見ておくことが「万が一」の際に役立ちます!
それぞれ確認して、いつでも取り出せる場所に置いておきましょう!

ただ、道路の危険ポイントなどはハザードマップでは分からない、ということで、外へ。

ハザードマップでは分からない細かな部分が歩くことでチェックできます。

大雨対策③防災散歩をしておく

道路の傾斜(高い低い)を確認(※低い方に側溝や排水溝があることが多い)
→どちら側に水がたまりやすいかが分かる
道路と段差のある土地との間のガードレールの有無
→浸水時に境い目が分からなくなり 一気に危険地帯に
避難所までの経路だけではなく
通学・通勤路も防災目線で見ておくと安全度はアップ!
側溝やマンホールの位置の確認
→水があふれ出る可能性がある場所
道路の境い目にあるポールは浸水時の危険を想定して設置してあることが多いので要注意!
備えあれば患いなし。まずは気軽な感じで「防災散歩」を行ってみてください。

大雨対策➃雨どいの掃除や留め具の確認&雨戸の開閉チェック

そのほか、雨どいにごみが溜まってないか?
留め具がはずれてないか?などのチェックや雨戸の開閉チェックも忘れずにしておきましょう!
【2024年6月18日 かちかちLIVE らいふSearchより】

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