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2025.01.10

次世代の進学を応援!学生服バンクを行う 唐津市「子供の居場所 じゃんぷ」

唐津市鏡山のすぐ麓、鏡にある「子どもの居場所 じゃんぷ」
ここは学校が終わった後、子供たちが楽しく安心して活動できる第3の居場所を提供しています。

この施設を運営しているのは一般社団法人キラキラヒカルで、代表の田中さんが3年前から「学生服バンク」の取り組みをスタートさせました。

学生服バンクとは…?

学生服バンクは、使わなくなった制服や学用品を寄贈してもらい、必要な方に繋ぐ取り組みです。

学生服バンクの対象は、新入学生だけではありません。田中さんは「中学生ぐらいってすごく子供たちがぐんと成長する時期なんです。あとほんのちょっとで使わなくなるけど、衣服の丈が短くて手足や膝ひざが現れたり、転んでボロボロになっちゃったとか、そういったつなぎのものにも活用してもらっています」と語ります。

豊富な品揃え

学生服バンクの部屋は制服でいっぱいでした。リポーターは「パンパンじゃないですか?」と驚きの声を上げています。
制服だけでなく、ランドセルや自転車用のヘルメット、通学バッグなど、約20種類の学用品が保管されていました。

需要と供給のバランス

学生服だけでも唐津市内の中学、高校のものを中心に50点以上が保管されていますが、田中さんは「これでもまだまだ足りない」と言います。サイズや男女の違い、学校ごとの種類の違い、さらに夏服、中間服、冬服と3種類ある学校もあり、マッチングの難しさを語っています。

着実に広がる支援の輪

取り組みを始めて4年目を迎えた学生服バンク。一昨年の半年間は20人からの寄付を受けて9人に譲ることができましたが、去年の半年間では25人からの寄付があり、41人の必要な方へつなぐことができました。最近では問い合わせも増えており、支援の輪が確実に広がっています。

目指す未来

田中さんは学生服バンクの今後について、「私たちが目指しているのは、やはり地域資源循環です。眠っているものが必要なところに届いていく。お譲りだっていいじゃない、当たり前でいいじゃないっていうような地域になったらいいな。ご家庭も子供さんも笑顔になったらいいな」と語ります。

学生服バンクは、単なる物の循環にとどまらず、地域の絆を深め、子供たちの未来を支える大切な取り組みとなっています。使わなくなった制服や学用品がある方、必要としている方、ぜひ「子供の居場所 じゃんぷ」にお問い合わせください。

学生服バンクの問い合わせは…

キラキラヒカル 田中さん
TEL:080-1702-9031
唐津 学生服バンク 検索

その他の団体取り組み紹介

NPO法人 こすもす村(伊万里市)
TEL:090-6423-3520
使っていない学用品などを寄付してもらって、無料でお譲りする活動を実施。
寄付やお譲りの対象となっているのは、文房具、絵の具セット・習字道具・裁縫道具など。詳しくはこすもす村まで直接お電話ください。

こども宅食応援団(佐賀市)
TEL:080-4456-2606(井内さん)
経済的に厳しい子育て世帯に食品を届ける「子ども宅食」の事業を行っている佐賀市の「こども宅食応援団」。現在お願いしているのは寄付だけだそうです。対象は基本的に未使用の文房具です。

詳しくは、「こども宅食応援団」の井内さんまでご連絡ください。

【2025年1月8日放送 かちかちLIVE つぐまさがGO!より】

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