今回は佐賀市内にある「ぽんコツ倶楽部」というプラモデル愛好会の取り組みをご紹介します。プラモデル作りを通じて、世代を超えた交流と技術の継承が行われているこの団体の魅力に迫ります。

佐賀市内に「ぽんコツ倶楽部」という名前のプラモデル愛好会があります。この団体では、10歳から76歳までの幅広い年齢層のメンバーが集まり、プラモデル作りを楽しんでいます。

リポーターが訪れた日も、メンバーたちが和やかな雰囲気の中で交流を深めていました。

「ぽんコツ倶楽部」のメンバーたちが作るプラモデルは、驚くほど精巧です。例えば、ある作品では葉っぱ1枚1枚を手作りで仕上げており、その細やかさに目を見張ります。

会長は「葉っぱをパンチで、こう、片抜きするやつがあって」と説明し、「もうひたすら1枚ずつ抜いて抜いて」と丁寧な作業を行っていることを明かしました。

また、別の作品では車の錆びた風合いを塗装で再現するなど、リアリティにこだわった作品作りが行われています。

「ぽんコツ倶楽部」の魅力は、単にプラモデルを作るだけでなく、世代を超えた技術の継承が行われていることです。会長は「小さい子供さんたちがプラモデル離れが多いので、新しい世代にこういう技術、スキルをですね、繋いでいきたい」と語り、会員を増やす活動にも力を入れています。

「ぽんコツ倶楽部」では、毎年秋に展示会を開催しています。この展示会は、メンバーたちの作品を披露するだけでなく、プラモデル作りの魅力を多くの人に知ってもらう機会にもなっています。

会長は「小さい子供さんたちのプラモデル離れが多いので、新しい世代にこういう技術、スキルを繋いでいきたい」と、倶楽部の今後の展望を語りました。この言葉からは、プラモデル作りの楽しさや奥深さを次世代に伝えたいという強い思いが感じられます。

ぽんコツ倶楽部の活動は、単なる趣味の集まりを超えて、世代を超えた交流や技術の継承、そして地域文化の発信の場となっています。プラモデル作りを通じて、人々がつながり、新しい価値を生み出している姿は、佐賀の新しい文化の一端を担っているといえるでしょう。

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