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2019.06.13

26年ぶりに映画料金が値上げ!!

全国で劇場を展開する複数のシネコン大手が、2019年6月1日より、映画料金を1800円から1900円へ値上げしました。値上げの背景について紐解いていきます。

映画料金が1800円になったのはいつ頃?

1993年に一般(大人)料金が1800円に。当時は消費税が3%でしたが、その後5%、8%と上がっても料金は据え置きでした。今回の値上げは実に26年ぶりとなっています。※値上げをしていない映画館もあります。

値上げの理由

2019年3月にいち早く値上げを発表したTOHOシネマズによると、「アルバイト人件費を中心とした運営コストの上昇や各種設備投資(動く座席など)への負担額により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難」ということです。

実際に支払われている金額は?

2018年の平均料金は1315円。一般料金である1800円を下回っています。その理由としては、子供料金や学生料金だけではなく、毎月1日割引・レディースデー・シニア割・レイトショー割引など、さまざまな割引をうまく活用して映画を見ている方が多いからのようです。

映画館への入場者数の推移

1960年の入場者数は10億1436万人!当時、日本の人口は1億人未満だったため、単純に平均すると誰もが月に1回は映画を見ていたということに。1970年には入場者数が2億5479万人と1/4に激減。さらに1990年代には入場者数が1億2000人と、日本の人口を割ってしまう年があったなど、とても苦しい時期になりました。しかし現在、アニメを中心に邦画の人気が上がってきていることやシネコン(1つの映画館に複数のスクリーンがある施設)が増えている影響で、映画人気が再燃。近年の入場者数は1億7000万人位で推移しています。

最近の日本の映画産業

2018年の映画の公開本数は1192本と20年前の約2.1倍。スクリーン数は3561と20年前の約1.8倍!映画人気が再燃していることがうかがえます。ちなみに、2008年以降の興行収入は、洋画より邦画の方が上となっています。

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