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2019.10.05

「世界を回れ!~先生と丸型スーツケース~」(再)

長崎で生まれた〝世界初の丸型スーツケース〟で、世界に打って出ようとする51歳の男性がいる。諫早市に暮らす元・中学校の社会科教師・立川正昭さん。立川さんの夢はこのスーツケースの売り上げを元に誰もが学べる学校を作ることだ。

立川さんは雪道でスーツケースが立ち往生したとき、ふとひらめいた。「スーツケースが丸ければ悪路でもスイスイ動くのでは?」

同じ時期、立川さんは教員としての悩みを抱えていた。長年、生徒指導を担当するなか、いまの学校は先生が多忙すぎて生徒に寄り添える環境にないと感じていたのだ。「いじめや貧しさから学校に来られない子どもたちの居場所を作りたい」立川さんは退職金を元手にフリースクールの運営を始めた。

その後、フリースクールを手伝う教え子たちと共に丸型スーツケースのアイディアを練り上げ、大手企業へと売り込みをかけていった。

門前払いが続く中、岡山を本社とするアパレル企業の社長が商品に興味を持ち、長崎を訪れる。立川さんが語った夢や教育の理念に共感し、出資が決まった。

その後、丸型スーツケースの開発は、資金繰りや外部からの厳しい評価など、3歩進んで2歩下がる状況が続いている。

しかし、立川さんは「学校を作る」夢に向かってきょうも歩みをとめず各地を飛び回る。丸型スーツケースのように周囲をクルクルと巻き込みながら。

長崎で生まれた〝世界初の丸型スーツケース〟で、世界に打って出ようとする51歳の男性がいる。諫早市に暮らす元・中学校の社会科教師・立川正昭さん。立川さんの夢はこのスーツケースの売り上げを元に誰もが学べる学校を作ることだ。

立川さんは雪道でスーツケースが立ち往生したとき、ふとひらめいた。「スーツケースが丸ければ悪路でもスイスイ動くのでは?」

同じ時期、立川さんは教員としての悩みを抱えていた。長年、生徒指導を担当するなか、いまの学校は先生が多忙すぎて生徒に寄り添える環境にないと感じていたのだ。「いじめや貧しさから学校に来られない子どもたちの居場所を作りたい」立川さんは退職金を元手にフリースクールの運営を始めた。

その後、フリースクールを手伝う教え子たちと共に丸型スーツケースのアイディアを練り上げ、大手企業へと売り込みをかけていった。

門前払いが続く中、岡山を本社とするアパレル企業の社長が商品に興味を持ち、長崎を訪れる。立川さんが語った夢や教育の理念に共感し、出資が決まった。

その後、丸型スーツケースの開発は、資金繰りや外部からの厳しい評価など、3歩進んで2歩下がる状況が続いている。

しかし、立川さんは「学校を作る」夢に向かってきょうも歩みをとめず各地を飛び回る。丸型スーツケースのように周囲をクルクルと巻き込みながら。

(テレビ長崎制作)

(2019年1月15日に放送された番組の再放送です)

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