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グルメ

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2019.11.11

知ればもっとおいしい!チーズ特集

チーズの特徴とドリンクとの合わせ方について、ワインとチーズの専門店 Natural Maison H足立裕子さんに教えていただきます。

チーズの種類

フレッシュタイプ

熟成させてないチーズで、「マスカルポーネ」がその一つ。水分が多くて軟らかく、賞味期限が短いのが特徴。
クリームチーズ、モッツアレラなどもこの種類。

白カビタイプ

チーズの表面に白カビを繁殖させ熟成させるタイプ。「カマンベール・ド・ノルマンディー」は白カビタイプの代名詞ともいえるチーズです。

青カビタイプ

チーズの内部に青カビを繁殖させて熟成させるタイプで総称して“ブルーチーズ” とも呼びます。世界三大ブルーチーズの一つが、「ゴルゴンゾーラ」です。

ウォッシュタイプ

チーズの表面を塩水やアルコールなどで洗いながら熟成させるタイプで、洗うことで表面から強いにおいがするのが特徴。「モンドール」は季節限定のチーズですが、森の香りが楽しめます。

シェーヴルタイプ

山羊のミルクからつくられるチーズをフランス語でシェーヴルといいます。「サント・モール・ド・トゥーレーヌ」のようにユニークな形が多いのが特徴。

セミハード・ハードタイプ

長期熟成向きにつくられたチーズで、水分量によってさらにセミハード・ハードタイプに分けられます。チーズ大国のフランスで生産量、消費量ともにダントツ1番の不動の人気チーズは「コンテ」です。

ワインに合うチーズ選びのポイント

  • 土地(産地)
    産地同士の相性
  • 風味
    酸味・塩味・脂肪分からくるコク、香りなどチーズの成分から導き出す相性
  • 熟成の度合い
    チーズもワインも熟成と共に変化していくもの。熟成度合いによる相性

この原則を踏まえ、自分の感性にしたがって選ぶことが大切。例えばボジョレーヌーヴォーのような気軽なワインには、気軽に(スーパーなどで)買えるチーズを合わせます。

赤ワインに合うチーズ

フルーティーな赤ワインの甘い香りには、ゴルゴンゾーラ青カビタイプがおすすめ。青カビタイプのチーズは、チーズの中でも塩味が強く、チーズの塩味がワインのもつ果実味を引き出してくれます。

白ワインに合うチーズ

爽やかな酸味の白ワインは、シェープルタイプの熟成の若いタイプのチーズと合わせるのがおすすめ。穏やかな酸味の白ワインは、木樽で熟成されています。木樽は内部を焦がしているため香ばしい木樽の風味がワインについています。香ばしい白ワインの風味と相性が良いのは、熟成の進んだハードタイプの香ばしいチーズ。

お茶やジュースに合うチーズ

日本茶に合うチーズ

デリケートで繊細な香りのある日本茶にクセの強いチーズを合わせてしまうとお茶の風味が分からなくなってしまうので、熟成の若いハードタイプ、マイルドな風味のあるチーズがおすすめ。

ほうじ茶・紅茶に合うチーズ

ほうじ茶や紅茶など、香ばしい風味のあるお茶にはハードタイプなど熟成の進んだ香ばしい風味のチーズ。

リンゴジュースに合うチーズ

ポイントは「土地(産地)」同士の相性。カマンベール・ド・ノルマンディーはフランスノルマンディー地方カマンベール村で造られていて、ノルマンディー地方はリンゴの産地。リンゴができる条件を満たす土地は風土が似ているので相性が良い。


Natural Maison H 
住所:佐賀市駅南本町6-2
TEL:0952-37-9915

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