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波佐間 崇晃のブログ記事
長期休暇は(前編)~いくたびも~
いくたびも 雪の深さを尋ねけり
大好きな俳句の1つです。
ただ、今回のブログのタイトル「いくたびも」は「幾度も」ではなく「行く旅も」です!
10月下旬、長期休暇をいただきました!
前々から「連休をもらったら一人旅をしよう」と決めていた私。
行先は果たして!?
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穏やかな波に揺られ、フェリーに乗ること約1時間。
陸地が見えて参りました。
九州ではない!?
この時点で気付かれた方はかなりの強者です。
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港に着いて更に車で約2時間。
目的地到着です!
そうです!道後温泉!!
冒頭でご紹介した句の主は正岡子規です。
子規生誕の地、松山。
実はこれまで訪れたことがありませんでした。
町のいたるところに城下町、温泉街の風情があり、子規が愛した理由が良く分かります。
私が宿泊したのはこちら!
100年前の1920年は今話題の「鬼滅の刃」の時代設定となっている大正時代ですね!
↓私が泊まった部屋です。
と!その時!!
ある物が目に入りました!
何とも古めかしい電話!置物ではありません!
ちゃんとフロントへの内線がつながっています。
部屋が大いに気に入ったのでゆっくりしていたかったのですが、旅は時間との闘い。
すぐに最初の目的地に向かいます!
私にとって松山と言えば正岡子規です。
となると、もちろん最初に訪れたのは…
子規記念博物館です。
子規の生い立ち 野球との出会い 夏目漱石との友情 結核を患い死と向き合う姿勢
館内の子規ゆかりの品々がこれらを物語っていました。
さらに、夏目漱石の下宿先「愚陀仏庵」の復元(1階部分のみ)も見応えがあり、展示物がとても充実していました。
(気付いたら入館時間は1時間半を超えていました)
34歳という若さでこの世を去った子規。
生涯で生み出した俳句は20000以上。他界する前日まで俳句を作ったそうです。
子規の生き様を肌で感じました。
博物館を出ると、ひんやりとした爽やかな秋風が頬を伝います。
陽は随分と傾いていて、緩やかな坂道は橙色に染められていました。
私は充実感に満たされていました。
心の中で叫びます。
「これぞ一人旅!!!」
【後編に続きます】
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