2009年4月
番組審議会だより(2009年4月)
期日
平成21年4月9日
出席委員
新井委員長・大原副委員長・上別府委員・佐藤委員・富吉委員・水上委員・宮崎委員
欠席委員
今泉委員・西依委員
審議番組
- 番組名称 【 第8回春高バレー コーチングキャラバン 代々木しか見えない!~泣き虫部員達の挑戦~ 】
- 放送日時 2009年2月28日(土)11時00分~11時30分放送
議事概要
4月9日、第453回番組審議会を開き上記番組の審議を行いました。
(番組内容)
元全日本メンバーのコーチを迎え、春の高校バレー全国大会出場をめざす「春高バレー コーチングキャラバン」は8回目となります。今年のコーチ派遣高校は、悲願の全国大会初出場をめざす鳥栖市の鳥栖商業高校女子バレー部です。県大会でベスト4まで進みながら「全国大会まであと1歩」及ばずのチームです。 そうした鳥栖商業にコーチとしてきてくれるのは、おととし現役を引退したばかりの落合真理さんです。久光製薬スプリングスのキャプテンとして活躍しました。 落合さんが初練習で選手に課したのは、ボール1本1本への思い、意識改革でした。 世界と戦ってきた落合コーチの指導に、選手達も少しずつ技術的にも精神的にも成長しします。そうした中、キャプテンやチームの要のセッターが負傷するアクシデントがチームを襲います。練習で、試合で、合宿で選手達と落合コーチはそれでも春高バレーの聖地、代々木を目指します。(報道制作部配布資料より)
委員の意見概要
- 今年はどこの高校で、どんな番組なのか、春高バレーコーチングキャラバンは毎年楽しみにしている。
- 高校生のスポーツに打ち込むすがすがしさ、さわやかさが良く伝わった。
- ナレーションでは選手たちは成長したとあったが、どのようにどんな点が成長したのか、その跡が番組では全く伝わってこない、見えてこなかった。
- スポーツドキュメントとしては物足りなかった。スポーツドキュメントはデータ情報が必要で、鳥栖商業のこれまでの戦績、チームの平均身長などなどデータが不足しているのでタイトルが勝ってしまい、内容が平板になっている。
- 「代々木しか見えない」というタイトルだが、何を目標にし、コーチングキャラバンで何を得たのか、どう成長したのか分からなかった。
- 番組で紹介された選手が、チームの中でどんな存在なのか分からない。けがをした選手がいたが、どんなプロセスで復帰したのか、結果だけで平板な番組だった。
- 県大会のシーンでは短いスーパーのみの構成で、ナレーションもなく臨場感があった。
- 練習と試合の連続で場面展開が乏しかった。感情移入しようにもそうしたシーンがなかった。足を故障した選手がいたが、場面展開することもなく結果報告のみで終わった。
- 印象に残るものがなかった。アップのシーンが多く、チームのどんなところが弱いかなど、チームの全体像が分からなかった。
- 優勝候補など強豪チームにスポットが集まりがちだが、こうしたチームに焦点を当てるのもマスコミの役割だろう。
- 番組構成上、柱はコーチなのか選手なのか、チームなのかよく分からない。1人の選手を追い、コーチングキャラバンで得たものは何かを描く方法もあるのではないか。
|
|
RECOMMEND