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懐かしい映像で振り返る佐賀~お正月・祭り編~
サガテレビに残る最も古いテープから、当時の佐賀県のお正月の風景やサガテレビが初めて記録した祭りの数々をご紹介します。
50年前のお正月
50年前のお正月、佐賀市のアーケードは初売り客で大賑わい。 振袖姿で接客する女性店員の姿も今となっては新鮮です。
帰省ラッシュを迎えた国鉄佐賀駅ではスーツケースを持った人や見送りの人たちで混雑しました。
白石町のもちすすり。餅を噛まずに一気に飲み込むという独特の食べ方は400年程前、武士が戦に出る前に急いで餅をすすったのが始まりと伝えられ、現在も保存会により継承されています。
また、お正月にスケートやボーリングで楽しむのも当時の流行でした。
呼子大綱引き
50年前の唐津市呼子町。 420年ほど前、豊臣秀吉が朝鮮に出兵する兵の士気を高めるため始めたとされる呼子大綱引。 呼子の街中を舞台に、ハッピ姿の子供たちが体に似合わぬ大きな綱を懸命にひく姿は今も昔も変わりません。
海中盆綱引き
鎮西町ではお盆に海中盆綱引きが行われます。 当時の映像には残念ながら音声が残されていませんが直径40センチ、長さ35メートルの大綱を引く海の男たちの掛け声が今にも聞こえてきそうです。
伊万里トンテントン
伊万里市最大の秋祭り、伊万里トンテントン。 その名のとおり、「トン・テン・トン」と打ち鳴らす太鼓を合図に重さ約500キロの荒神輿と団車が荒々しく組み合うこの祭り、日本三大喧嘩祭りのひとつとあって、合戦の様子を一目見ようと毎年多くの人が訪れました。
唐津くんち
1660年台、江戸時代に唐津神社の秋季例大祭としてはじまり、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている唐津くんち。 14の曳山が「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声で町を駆け抜ける勇壮な姿は50年前も変わりません。まだまだ道幅も狭い商店街にところせましと集まった見物客の中を、山が巡る様からは当時の人々の力強さが伝わってきます。
1936年(昭和11年ごろ)個人で撮影されたという貴重な映像も出てきました。 約80年前の唐津くんちです。曳山が行くのは、現在の唐津市大手口付近とみられ、背景には多くの人でにぎわった旧まいづる百貨店も。 くんち最大の見せ場「曳きこみ」が行われているのは海の間際、実際の西の浜です。 にぎわう唐津神社にはゾウもお目見えし、賑わいました。
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