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包丁鍛冶職人 向米雄さん
包丁鍛冶職人・向米雄さんをご紹介します。
加部島で生まれ育った向さんがこの仕事と出会ったのは15歳の時。両親の勧めで、農具や漁具を作る呼子の職人の元に弟子入りをしました。
約4年修行した後、もっと技術を高めたいと修行に出たのが刃物の本場・大阪の堺市。 そこで、様々な技術を習得し40歳の時独立を果たしました。 その後、52歳の時に地元・加部島に戻ってきました。
約4年修行した後、もっと技術を高めたいと修行に出たのが刃物の本場・大阪の堺市。 そこで、様々な技術を習得し40歳の時独立を果たしました。 その後、52歳の時に地元・加部島に戻ってきました。
包丁をより固く鋭くするために炉に入れて熱した後、一気に冷やします。冷却には油を使うことが多いのですが、向さんが使うのは水。より切れ味が鋭くなるからです。
しかし水を使うとその加減が非常に難しく、少しでもタイミングが合わないと割れてしまいます。 世界でも数える程の職人しかできない技だと言います。
しかし水を使うとその加減が非常に難しく、少しでもタイミングが合わないと割れてしまいます。 世界でも数える程の職人しかできない技だと言います。
向さんは「難しいのは確かに難しい。やっぱり温度とタイミングが大事。慣れても最後までやるまで失敗はつきものだから。 10枚やって半分くらい。 油焼きにはない水焼きのきゅっと縮まる、それが最高の切れ味になる。」と和包丁作りの難しさを語ります。
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