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県内で初めての感染者 新型コロナウイルス
今月13日午後8時半、佐賀県は県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表。県内で感染者が出た今、私たちはどう行動すべきなのか?解説します。
新型コロナウイルス 県内で初めて感染者確認
新型コロナウイルス 県内初感染者
感染者:20代 男子大学生
症状:発熱、頭痛、咳、たん、肺炎 など
男子大学生の行動履歴
先月27日:友人4人とフランス旅行(福岡空港→韓国・仁川空港→パリの空港)
今月 4日:往路と同じ経路で帰国(福岡空港~佐賀市は車移動)
今月 9日:発症
今月10日:佐賀市内の医療機関を受診
今月13日:検査で陽性反応
フランスに同行した友人4人や、医療関係者など、発症前後に男子学生に接触した23人を濃厚接触者として検査した結果、全員陰性を確認したそうです。
ただ、時間が経つと陽性になる可能性もあります。
青木教授は「時間が経つと陽性になるかどうかは、いくつかパターンがありますが、感染後14日間くらいは発症する可能性がありますから、今回陰性でもその期間は自覚をしておいてほしい」と話します。
県は濃厚接触者に対し、感染者と最後に接触してからの14日間は行動を自粛するよう要請しています。
県内初感染を受けて~青木教授の見解~
- 県内の生活環境の中で感染したわけではない。
- 佐賀県内の初感染=県全体の感染リスクが上がるわけではない。
- 現在、発熱や咳の症状が出ていたとしても、新型コロナウイルスではなく普通の風邪の確率が高い
感染する人としない人の違い
- 感染者とどのくらいの近さでどれくらいの時間一緒にいたか
- 高齢であるほど、基礎疾患があるほど、体内でのウイルス増殖抑える力が弱く、発症しやすい
10代~30代は感染しても重症化するリスクが低く、若年層が気づかず感染を広めている可能性があります。症状がなくても感染源になる可能性があるので、一人一人が感染しないよう個人でできる予防を行いましょう。
予防方法
- 不要不急の集会をなるべく避ける
- 手洗いをしっかり行う
- アルコール消毒を行う
今月13日に県内で初めての新型コロナウイルス感染者が確認されたため、3月16日~24日まで県内の県立学校各市町の小中学校が臨時休校となりました。
状況を見て24日が登校日になる自治体もありますが、休校中の部活動は原則停止となりました。(集合しない形での自主トレーニングは認めるとしています)
休校中は、基本的に自宅待機としていますが、運動したり公園で遊んだりする分には心配はいりません。
コロナウイルスは空気中を漂わないため、広い環境で体を動かすこと制限は不要です。ただ、帰宅した際には、手洗いをしっかりと行いましょう。
車の利用は、自家用車であればこまめな換気などは不要ですが、不特定多数が利用するタクシーなどはこまめな換気が必要です。
新型コロナウイルス感染症は治ります
特効薬はないものの、人間の免疫能で治癒が可能です。
発症者のうち80%は何事もなく改善し、20%は入院し経過観察や一部重症化しているということです。
怖がりすぎず、正しい情報と知識で感染予防を行いましょう。
新型コロナウイルス感染症 電話相談窓口が開設されました。
- TEL 0952-25-7485/FAX 0952-25-7263
受付時間 午前8時30分~午後9時(土・日・祝日を含む)
症状がある人は「帰国者・接触者相談センター」に相談してください。
- 佐賀中部保健福祉事務所(佐賀市・多久市・小城市・神崎市・吉野ヶ里町)
TEL 0952-30-3622 - 鳥栖保健福祉事務所(鳥栖市・基山町・上峰町・みやき町)
TEL 0942-83-2161 - 唐津保健福祉事務所(唐津市・玄海町)
TEL 0955-73-4186 - 伊万里保健福祉事務所(伊万里市・有田町)
TEL 0955-23-2101 - 杵藤保健福祉事務所(武雄市・鹿島市・嬉野市・大町町・江北町・白石町・太良町)
TEL 0954-22-2104
受付時間 平日/午前8時30分~午後5時15分
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