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2007.02.01

2007年2月

番組審議会だより(2007年2月)

期日

平成19年2月8日

出席委員

新井委員長 大原副委員長 今泉委員 佐藤委員 武富委員 藤井委員 水上委員 宮崎委員

欠席委員

富吉委員 横尾委員

審議番組

  • 番組名称 第32回九州ママさんバレーボール 九州大会優勝記念番組「心をひとつに! 跳べ勝利の女神達」
  • 放送日時 2007年1月27日(土)16:00~17:00放送

議事概要

サガテレビでは、このほど第431回番組審議会を開きました。
冒頭、平山社長が「発掘あるある大事典Ⅱ」捏造問題について番組制作局の関西テレビ調査委員会の報告を行い、公共の電波を使い放送したサガテレビの責任をお詫びしました。
その後上記番組の審議を行いました。

<番組概要>
昨年11月、長崎で開催された「九州ママさんバレーボール大会」で佐賀県代表の1部「そとまち」(唐津市)と2部「鹿島オレンジ」の両チームが、レベルの高い九州のママさんバレーの 頂点に立ち優勝の栄冠に輝いた。特に年齢制限のない1部は、昨年の「基山ドリーム」に続き佐賀県勢 2年連続優勝の快挙です。 共に4枚のアタッカーと戦略にたけたセッター、そして次の攻撃に繋げる粘りの強いレシーブ陣。勝利という文字を合言葉に、心がひとつになった。家事をこなし、子供の面倒をみながら、夫や家族の声援をうけて 手にした栄冠。番組では、「そとまち」チームの強さの秘密・「鹿島オレンジ」の勝利へのこだわりを 追いました。

 

委員の意見概要

委員からは次のような意見が出されました。

  • ママさんたちの元気と爽やかさは伝わった
  • 「唐津そとまち」と「鹿島オレンジ」2つのチームがそれぞれ優勝まで登りつめた経過や軸が明確でなかった
  • 前半と後半はチームの構成が違い“心をひとつに”の描き方も違うので、2本の番組に分けたほうがよかった。
  • ママさん選手のプレー以外の裏側の描き方が物足りなかった
  • 1部・2部・3部の説明はよく分かった
  • 最後は鹿島オレンジがシーソーゲームで優勝を決めた最高潮のシーンで終わった方がよかった
  • オープニングでバレーの試合と解説とナレーションの3つの音が重なり、よく聞こえなかった。オープニングは番組の“つかみ”なので工夫をしてほしい。
  • 家事との両立、家族の支えなど言葉はあったが、ママさんバレーらしさの裏側にある生活映像が不足していた。プライバシーの関係で取材は難しいでしょうがやはり掘り下げてほしかった。
  • 選手紹介にバレー暦と共に年齢をいれてほしかった、またポジションの説明もいれてほしかった
  • 番組から佐賀の元気な女性たちの姿が伝わってきた
  • 実況アナウンサーの“サ行”の発音が気になった、スポーツ実況は特にキチンとした発音でお願いしたい
  • 女性が何かをやろうとする時は必ず障害や壁がある、今、活躍している元気な女性たちの生き様が社会の反映を支えている。その裏に家事・育児・家族の理解などたくさんの問題点を抱えているはず、こういうところまで突っ込んでほしかった
  • 優勝記念番組としての役割は果たした、完結した作りだった。
  • BGMが単調で、やや時代遅れの感がある。工夫を期待する。

という意見が出ました。

そして、「発掘あるある大事典Ⅱ」の問題に関連して、

  • 最近視聴者はテレビから流れた情報に頼りすぎる傾向が強い、受け手側に情報を精査する判断能力がいる、今後マスコミ側は視聴者の判断能力を高めるための啓蒙も必要となる。
  • 公共の電波を預かる放送事業者が虚偽の情報を流した責任は重い、社内コンプライアンスをいかに守らせるか、公共の機関はすべからく注意を払うべき。

という意見がありました。

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