2007年4月
番組審議会だより(2007年4月)
期日
平成19年4月12日
出席委員
新井委員長 大原副委員長 佐藤委員 武富委員 富吉委員 宮崎委員 水上委員 横尾委員
欠席委員
今泉委員 藤井委員
審議番組
- 番組名称 『守ろう!私たちの地球 ~地球からのSOS~』
- 放送日時 2006年12月10日(日)15:25~15:55放送
議事概要
サガテレビでは、このほど第433回番組審議会を開きました。
冒頭、平山社長から「発掘あるある大事典Ⅱ」捏造問題に関する3月28日の訂正放送と4月3日の検証番組の説明、そしてサガテレビとして今後関係各社を含めたコンプライアンス研修や、マスコミ人としての研修などに積極的に取り組んでいくという報告がありました。
その後、上記番組の審議を行いました。
<番組概要>
サガテレビは2004年に“環境ISO14001”を取得し、温室効果ガス排出量6%削減を目指し、放送を通じて視聴者への啓蒙キャンペーン「ECO MOVE(エコムーヴ)」を展開しています。 その一環として昨年は地元の子どもによる環境ミュージカル公演を、準備段階から4ヶ月かけて取材したドキュメンタリー番組を放送。 演じる子供たち自身が環境について考え、具体的な取り組みを行うことで地球温暖化や環境への意識が変化していく過程を追いました。
委員の意見概要
委員からは次のような意見が出されました。
- 自然環境の前に精神環境が問題、ここを掘り下げてほしかった。
- 全体のテーマが、ミュージカル・スポ根・家族愛・打ち水・エコクッキング等、盛り込みすぎ。同時に登場人物が多く、誰がどの役割か分からなかった。
- 環境家計簿とNPOの紹介をキチンとした方がよかった。
- ジェット役とホーキ役の子どもは似たような役柄だったので、ひとりに絞り追った方がよかった。
- 環境がメインか、ミュージカルがメインか焦点がぼやけていた、どちらか1本の筋で作ったほうがよかった。
- 子どもたちの環境への意識の変化は伝わってきた、成功だった。
- 女性のナレーションの途中、時々男の子(嘉村くん)の声が入り、少しまとまりの無さを感じた。
- 地球環境のきれいな映像ばかりでなく、反面の危機的な映像(枯渇した砂漠など)も入れたほうがよかった。
- 打ち水の意味など細かい説明もほしかった。
- 「環境・放送・子ども」をいれるための構成だった。環境問題について、子ども達はエコクッキング・打ち水など、与えられたものをこなして感じたものであり、自然に体を通して感じたものではなかった。
- 映像から食卓風景の淋しさを感じた、夜ひとりの食事には家庭の自然さがなかった、団らんがなく家族愛とはかけはなれた印象。
- 30分間にテーマを盛り込みすぎた為、散漫な印象は否めない。環境家計簿をキーワードに構成すると、数字の説得力で視聴者も実感できたと思う。
- 栗原さんの精神環境論を、メッセージとしてキチンと語らせれば番組が締まったと思う。(番組最後あたり)
- 4ヶ月間かけて取材し30分にまとめるには苦労があったと思う、こういうミュージカル活動を通して、深刻な環境問題を教えてくれたことは良かった。啓蒙番組として一定の役割は果たした。
という意見が出ました。
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