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2006.06.01

2006年6月

番組審議会だより(2006年6月)

期日

平成18年6月8日

出席委員

-

審議番組

  • 番組名称 FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品 「魂魄の道を生きる」 タイ北部遺骨収集の前途
  • 放送日時 平成18年5月28日(日)12時55分~13時50分放送
         

議事概要

サガテレビでは、このほど第425回の番組審議会を開き、上記番組の審議を行った。

<番組概要>
第15回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品として制作された作品。多くの日本人観光客が訪れる南国タイ。そのタイの北部地域には今も多くの日本兵の遺骨が眠っている。佐賀県のある僧侶がタイの老僧に諭され、遺骨の収集を始めたのは18年も前のことだった。一方僧侶は日本兵がお世話になった現地の少数山岳民族のために里親制度をつくり、その子供たちを支援してきた。 番組では、遺骨収集と山岳民族との交流を通して、僧侶が後世に残そうとした願いとは何かを描いていく。

 

委員の意見概要

委員からは次のような意見が出されました。

  • 番組の構成力を感じた。始まって数十秒で何を言いたいのか伝わってきた。
  • 遺品の説明のシーンは、現地の人の心の温かさが伝わり、胸が熱くなった。
  • 時間をかけて丁寧に追いかけてあり、山岳民族の生活の姿やいきいきとした表情がよく出ていた。
  • 平和な世の中にこそ、こういった番組をもう少し増やしてほしいと思う。
  • メッセージ性の強い、考えさせられる番組だった。
  • 終戦記念日前後のひとくくりの中で放送されるのではなく、こだわらず放送した時期が良かったと思う。
  • 現代の平和な時代にも戦争の危機感を感じながら見た。戦争の悲惨さを伝えることがどれほど重要なことか。全国放送ということで大事に放送していただきたい。
  • 2000バーツ(約6000円)の奨学金がタイの経済事情の中でどれくらいの価値があるのか?説明があればよかった。
  • 慧燈学園の今後の展開がどうなるのか?気になった。
  • 現在どれくらいのエリアで遺骨が残されているのか?地図でもう少し説明があっても良かったのでは。
  • 戦争を知らない世代のためにも、インパール作戦の悲惨さをもっとわかりやすく説明してほしかった。
  • 里親制度がまだ続くのであれば、募集先の案内をまとめて流すことができればよかったと思う。
  • 問題提起としては良かったが、それから先の行動へつながるような伏線をひいて欲しかった。手を差し延べる番組であってほしかった。
  • 2本のドキュメンタリーテーマがあったように思えた。途中途中盛り込み過ぎの感があった。
  • 最後は、戦後60年の歳月・・・・でまとめる必要はなく未来へつなげるような工夫がほしかった。
  • 重いテーマなので、難しいと思うが、若い人たちに記録として伝えていくことをもっと前面に出すと、新しいドキュメントになったのでは。
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