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2006.07.01

2006年7月

番組審議会だより(2006年7月)

期日

平成18年7月13日

出席委員

大原副委員長 今泉委員 佐藤委員 武富委員 富吉委員 水上委員 宮崎委員 村田委員 横尾委員

欠席委員

新井委員長

審議番組

  • 番組名称 陶美を求めて「華の陶人・浦郷好文」
  • 放送日時 平成18年6月18日(日)14時~14時30分放送

議事概要

サガテレビでは、このほど第426回の番組審議会を開き、上記番組の審議を行った。

<番組概要>
平成3年から佐賀県内に窯を開く陶芸家にスポットをあて、作風や経歴そして陶芸家が求める「陶美」を紹介してきたシリーズ。今回は武雄市郊外に壮明窯を構える浦郷好文さん(57)を追います。 形の大胆さと対照的に描かれた花。美しい白磁の肌に藍色の夕顔が浮き出たその作品は見る人に爽やかな清涼感を残します。浦郷さんは無造作に花を生けても均衡が取れる、おおぶりな花器を作り続けています。作品に共通するテーマは「花」。それは自宅の周りに広がる花畑のスケッチから生み出されます。そして妻みどりさんも陶芸家。番組では、浦郷さんの作品を紹介しつつ、芸術と格闘する夫婦と、その姿を見つめる子供たちを通して、等身大の陶芸家夫婦の生き方を描きます。

 

委員の意見概要

委員からは次のような意見が出された。

  • ヒューマンドキュメンタリーか、陶芸家の芸術性を追うのか、一体何を表したいのか伝わらなかった、中途半端な作品だった。
  • 清涼感のある浦郷さんの人柄がよく出ていた、陶芸をアートでなく身近に感じた。
  • 映像では作品の大きさがわからなかったので、花を生けたらよかった。作品の大きさについては以前の「陶美を求めて」でも意見がでた、今後の課題。
  • 全体のナレーションが画一的なコメント、音楽のテンポとナレーションがあってない。
  • 以前の「陶美を求めて」とは雰囲気が違っていた、この番組の方向性はやはり、ヒューマンドラマより陶芸家の焼き物への想いや芸術性を掘り下げるべき。
  • ナレーションに時々違和感があった。例えば、花畑の中の浦郷さんの映像に“陶芸家のイメージとはかけはなれた・・”のコメントは制作者の思い込みに過ぎない。
  • 「仕事としての陶芸は生活が大変」などのコメント、価格の問題、利益の話しは番組の性質上不釣り合いだった。
  • タイトルは「華の陶人」でなく「花の陶人」の方がよい。
  • 有田を支えているのは窯焼きの方や原料を作る方たち、今後の陶美シリーズではこういう人達にもスポットを当て、広げた番組を。
  • 浦郷さんの家族、花を作る姿は伝わった、その先にある、ものを作る姿を追求してほしかった
  • なぜ浦郷さんの作品があれ程、優しいのか分からなかった。番組中花の名前が一度も出なかった。
  • 「陶美を求めて」は美術資料映像にも匹敵するような、サガテレビの看板番組。作家に視点をあてた方がよかった、今回は求めたものが散漫の印象。
  • 息子の壮さんが受け継いでいくというナレーションがあったが、では、なぜ「壮明窯」かという説明がほしかった。浦郷家の「壮」へのこだわりに疑問が残った。
  • 平坦な作りで見終わった後の印象が薄い。陶芸に対する執着心が番組から伝わらなかった。
  • 今後のシリーズは作家が見えないところで、いかに苦労しているかに執念を持ち番組を作ってほしい。

などの意見が出ました。

その他、

  • 事務局よりサガテレビ主催・第3回佐賀県環境大賞の選考結果について 大賞は、佐賀県協同組合女性連絡会、優秀賞は、唐津市の鶴田正明さん 特別賞は、鳥栖環境開発総合センターと佐賀市立勧興小学校 が選ばれたことが報告されました。
  • 河野局長より6月の当審議会で、昨今のテレビ報道のあり方について指摘された件については、 早速、フジテレビの報道局に連絡した旨報告されました。
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