2006年9月
番組審議会だより(2006年9月)
期日
平成18年9月14日
出席委員
新井委員長 今泉委員 佐藤委員 武富委員 富吉委員 藤井委員 水上委員 宮崎委員 横尾委員
欠席委員
大原副委員長
審議番組
- 番組名称 FNS九州8局制作・ドキュメント発見伝「山里のサーファー! 波乗り人生」
- 放送日時 平成18年7月9日(日)24時15分~25時10分放送
議事概要
サガテレビでは、このほど第427回の番組審議会を開き、上記番組の審議を行った。
<番組概要>
唐津市七山で古民家を改築し、食事処「夢家」を営む大木敏朗さん・53歳、現役のサーファーです。彼は若い頃に出会ったサーフィンが忘れられず、病気になった50歳の時、残りの人生はサーフィンと共に送りたいと突然、七山に移り住みました。屋号の通り男のロマンにこだわり、そばを打ちながら、立神の波に乗り続ける大木さんの“夢”の背景を追いました。
委員の意見概要
委員からは次のような意見が出された。
- 家族を擲ってでも打ち込もうとするサーフィンへの思いが伝わらなかった。サーフィンの素晴らしさ、熱い思いのコメントが聞きたかった。
- 場面の展開が早く、余韻がほしかった。
- サーフィン競技の簡単なルール説明があればよかった。
- 背景の家族愛を訴えたかったのに、当の家族のインタビューがとれず、残念、最後までモヤモヤして終わった感じ。
- 番組の素材として、大木さんは難しいと思った。
- 社会情勢、環境問題、家族愛、友情、人生観、地域おこしが1時間に盛り込みすぎて散漫になった。16組のインタビューがあり焦点がぼやけてしまった。
- 全体の流れの中でおばあちゃんの説得シーンは場面を和らげ、安心感を持って見た、一番印象に残ったシーン。
- 全体を通し、明暗がはっきりし、ユニークな人物が多く個性的なコメントがあった、見終わってあたたかい気持ちを感じ、大木さんから受けるものはあった。
- 夢を求めるサーフィン生活と家族愛との間で揺らぐ大木さんの内面の葛藤が表現されてなかった。
- 夢だけを追いかけて、自立できない男性の姿を感じた、また今後の、団塊世代夫婦のあり方を目の前に突きつけられた感じで、一面、面白かった。
- 色々な要素をもった大木さんの人物像について、番組中簡潔に言わなかったことが、モヤモヤ感として残った。
- タイトルから描くサーフィンの魅力が分からなかった、明るいイメージを想像したが重たいものだった。
- 大木さんの“何が凄いか”が伝わらなかった,本物の部分を強調すればよかった。
- そばうち・落語・サーフィン・フォークは中年の男のやりたい四大要素、これを成し得ている大木さんの生き方の背景をもっと掘り下げてほしかった。
という意見が出ました
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