アナウンサー
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鶴丸 英樹のブログ記事
リアルかリモートか
新型コロナウイルスの影響で無くなったものの一つが「出張」です。
私は職務上「報道」と「アナウンス」の両方を兼ねていることもあって昨年度は頻繁に出張に行きました。
ところが今年度はほとんどのフジテレビ系列の全国会議や九州沖縄ブロックの会議がいわゆるリモート会議になってしまいました。
当初は慣れていないこともあって、パソコンに向かって話かけるリモート会議はなんとなく「やりにくい」と思っていましたが、だんだん慣れてくると移動の手間もかからず情報共有だけが目的であればリモート会議でこと足りる気もしています。
ただ、時には踏み込んだ激論を交わすことも必要な会議であれば、やはりリアルで顔を合わせ、参加者の表情や熱量などを見ながらでないと実りある会議にはならないと思います。
また、古い考えかもしれませんが、やはり一緒に食事をする懇親会も「信頼関係」を築く上では決して無駄なものではないはずです。
とは言え、今回のコロナ禍で、今後はある程度収束したあとでも、多くの官公庁や企業が必要に応じて「リアル」の会議か「リモート」の会議かを選別していくことになるでしょう。
リモート会議は経費の節減になることも事実です。
でも私は声を大にして言いたい。
「関係者のみなさんと直に話しをして情報交換し、刺激を受けることは、きっと自分の会社での仕事に生かされます」
「出張先でご当地の名物料理を楽しみながら懇親を深めるのは無駄ではないですよ」
よく言われるようにワクチンや治療薬が早く完成して「新型コロナウイルス」がせめて一般的な「インフルエンザ」くらいの位置づけになることを、そして「出張会議」という仕組み?制度?文化?が無くならないことを祈るばかりです。
最後にくれぐれも誤解がないように言っておきますが、私は決して旅行気分ではなく、真剣勝負で出張会議に臨んでいます。
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