2020/07/16 (木) 17:19

16日は、政府の観光支援事業「GoToキャンペーン」。延期などの見直しを求める声が相次ぐ中、サガテレビでは県民や自治体に緊急のアンケートを行いました。

アンケートはサガテレビアプリとラインで行い、1000人から回答を頂きました。まずは「GoToキャンペーンをどう思うか」です。賛成が136人、反対が651人、どちらでもないが213人でした。「反対」が65％という結果となりました。
反対の理由としては「感染者が多い地域からは観光客に来てほしくない」(40代男性)「今まで頑張ってきたのが水の泡になる」(50代男性)といった新型コロナへの不安の声がほとんどでした。
一方、「県内や九州限定にすべき」(50代男性)という意見や「この夏は家族旅行をしたい」(30代女性)という声もありました。

続いて、「GoToキャンペーンあなたは利用しますか」という質問です。「はい」が262人、いいえが738人でした。「いいえ」と答えた方のほぼ全員が、感染拡大への懸念の声でした。
一方で「はい」と答えた方では「観光・飲食業を助けたい」(60代女性)という声や「佐賀県内で旅行したい」(50代女性)という意見も多かったです。

GoToキャンペーンについて自治体の反応を見ていきます。すでに15日、山口知事は「全国一律はむちゃではないか」唐津市長は「(観光客に)来ないでくれとは言えない」と話しています。ほかの自治体にもいくつか話を聞くとこういった意見が聞かれました。
佐賀市秀島市長：「観光産業を支援するためにもキャンペーンは有効と考えるが全国一律の実施には不安がある。近場から始めて状況を見ながら広げていくべき」
鹿島市樋口市長：「感染者が未だに1人も出ていない町としては、ウイルスの持ち込みが心配」
武雄市小松市長：「観光客は1人でも多く来てほしいがまずは“九州ブロック”など段階的な実施が望ましい」

安倍総理は16日午後6時に始まった「新型コロナウイルス感染症対策分科会」で専門家の意見を聞き、キャンペーンの実施の可否を判断する方針です。