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「秋の日は釣瓶落とし」車の運転や夜間の外出 注意を

2020/09/19 (土) 13:08

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ウェザーニューズの気象予報士に聞くお天気箱。担当は甲斐隆宏さんです。今回ののテーマは「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」についてです。

最近、暗くなるのが、早くなっているなと感じますよね。最近、天気が悪いこともありますが、暗くなることが早くなることを実感してきましたね。この時期は1日に1分から2分のペースで日の入りが、早くなっていきます。井戸の水を汲み上げるために使うオケのことを釣瓶といい、スルスルと落ちていく様から秋の日は釣瓶落としという言葉ができました。

秋を表す言葉として、オータムとフォールを聞いたことがあるかと思います。オータムは主にイギリス英語で使われる言葉で、アメリカではフォール(fall)と呼ぶのが一般的のようです。このfallには落ちるという意味があり、「fall of leaf」落ち葉が語源とも言われています。秋が深まっていくと葉が落ちていきますけど、日が落ちるという意味もありそうですよね。

夕暮れ時は交通事故が発生しやすい時間帯で、去年の佐賀県の交通事故発生件数は通勤時間帯や夕暮れの時間帯がやはり多くなっています。車の運転は特に注意が必要です。夕暮れどきは空が明るく、地面付近は暗くなります。人間の目はどうしても明るい方に行きがちで道路付近は見えにくい状態となってしまいます。少し薄暗いなと感じるくらいでも、迷わずライトをつけるクセをつけるようにしましょう。早めにライトをつけることで、歩行者にも気づいてもらえるようになります。

それから、車のライトは原則「ハイビーム」、上向きにしましょう、とよく呼び掛けていますよね。遠くまで照らせるので、歩行者などを早めに発見できるそうです。

2つ目は視野を広く持つようにしましょう。日本は左側を走るため、どうしても左に目がいきがちです。車のライトも若干左側を照らすようになっていますので、無意識に右側の注意力が下がってしまいます。実は右側から歩行者が現れて交通事故にあうことが多いようですので、左右広く見るようにしましょう。最後に意識的にスピードを落とすようにしてください。暗くなると速度の感覚が鈍るため、気づかないうちにスピードが出てしまうことがありますので、注意してください。

ドライバーだけでなく歩行者も注意しておく必要があります。小さなお子さんは暗くなる前に帰宅するように心がけるようにしましょう。また、歩行者はドライバーに存在をアピール出来る服装を選ぶようにするといいと思います。白色はなんと反射率が150%とかなり高くなっています。その次が黄色で100%近くなっています。そのほかの色は反射率が低くなって、周囲に気づかれにくい可能性があります。そのほかにも反射板を使うのもいいと思います。秋になると暗い色が多くなりがちですが、なるべく白色などに近い色のものを着用して交通事故を防ぎましょう。
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