佐賀のニュース

  1. トップ
  2. 佐賀のニュース
  3. 台風の進路予想図の見方 知っていますか?【佐賀県】

台風の進路予想図の見方 知っていますか?【佐賀県】

2022/04/15 (金) 18:35

サムネイル
「台風進路の見方」です。

【気象予報士・甲斐】
まずは台風1号の今後の動きについて見ていきましょう。
現在、大型で強い台風1号は小笠原諸島近海にあり、北東へ進んでいます。このあとも北東へと向かって、日曜日には温帯低気圧に変わる見込みです。九州からはどんどんと遠ざかっていきますので、影響はありません。

【キャスター】
よく見る台風の進路予想図ですが、見方を知っておくと、事前の備えや早めの避難にもつながりそうですね。

【甲斐】台風進路の見方では台風情報を一つずつ見ていきましょう。
まず台風の赤い丸で囲まれた部分は、風速25メートルの暴風域です。黄色で囲まれた部分は、風速15メートルの強風域です。
続いて破線で描かれている円は、予報円といって、台風の中心がこの円内に入る確率が70%のエリアです。
ですので、予想よりも台風の速度が速ければ、円の奥側まで到達したり、遅ければ手前になったりと、誤差があるということになります。

【キャスター】
この円の中に入る確率が70%ということは、入らないこともあるということですか?

甲】30%の確率でこの円に入らないことも考えられますね。
そして、予報円が大きくなっていくのは台風の勢力が強まっていることを表しているわけではなく、先の予報ほど精度が落ちるために大きくなっているんです。
最後に、暴風警戒域は台風の中心が予報円内に進んだ場合、風速25メートルの暴風域に入る可能性があるエリアとなります。

【キャスター】
なるほど。

【気象予報士・甲斐】
台風の大きさは強風域、平均風速15メートルの領域によって決まります。半径が500キロ以上だと大型、半径が800キロ以上になると超大型になり、日本が覆われるほどの大きさです。ですので、台風が近づく前から風が強まることがあるんです。
次に台風の強さですが、中心付近の最大風速によって決まります。33メートル以上で強い、44メートル以上で非常に強い、54メートルで猛烈な、最大級の強さになります。

【キャスター】
台風1号は佐賀には影響ないとのことでしたが、佐賀に台風が接近するのは、8月とか9月のイメージがありますね。

【気象予報士・甲斐】
台風は、太平洋高気圧のふちをまわって北上することが多いですが、その太平洋高気圧が今はまだ弱いため、影響がありません。主な進路予想では、やはり太平洋高気圧の勢力が強まる8月を中心に近づいてくる可能性がありそうですね。

【キャスター】
台風情報をしっかり理解して防災につとめたいですね。
キーワードから探す
佐賀のニュース
特集ニュース

災害の記憶

豪雨、地震、大雪…近年激甚化する災害。過去の教訓を防災に生かしていこうと、県民のみなさんの災害の記憶をシリーズで掲載します。

さがリサーチα

佐賀のニュースをサガテレビの記者が掘り下げるコーナー。もっと知りたくなる佐賀を紹介。

ピックアップ

サガテレビ選りすぐりの企画ニュース、独自取材のニュースを掲載。

新幹線長崎ルート

戦争の記憶

終戦後、日本は、他国と戦火を交えていませんが、ウクライナ侵攻など戦争・紛争は絶えません。サガテレビでは、「戦争の記憶」を次世代へ語り継ぎ、平和について考える取材を続けていきます。

オスプレイ

オスプレイの佐賀空港配備計画の行方は…。サガテレビでは徹底取材を続けていきます。

週間NEWSランキング

こちらもおすすめ

全国のニュース FNNプライムオンライン