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バルーンが飛ぶ仕組みは?1783年からの歴史?【佐賀県】

2022/11/04 (金) 18:50

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テーマは「熱気球」についてです。

【甲斐気象予報士】
11月2日から佐賀インターナショナルバルーンフェスタが開催されています。きのう、僕も河川敷に遊びに行きました。朝から行きましたけど、3年ぶりの有観客ということもあって、多くの方で賑わっていました。やはり間近で飛び立つ姿を見るのはいいですね。

そもそもなぜバルーンがふわふわと空を飛べるのかといいますと、空気は暖めると軽くなる性質を持っています。
気球内に暖かい空気を入れることによって、周りの空気との温度差がうまれます。
この気温差が大きくなると、浮力を得て浮かぶことが出来るんですよ。
一方、下がりたい場合はバルーンの上が弁のようになっていますので、暖かい空気を逃がして周囲との温度差を小さくすることで下がることが出来ます。
上空は高さによって微妙に風の向きが違っているため、パイロット達は風を読んで、熱気球を上下をさせながら目的地に向かう風を探しているんです。

バルーンを飛ばす時間にも訳があります。競技は朝7時からと午後3時から行われています。早朝や夕方ごろは地表付近が冷やされて大気が安定していることが多く、風の影響を受けにくくなっています。
特に早朝は大気が安定しやすいため、飛ぶ確率も午後に比べると高くななります。
また、日中は日差しによって地面が暖められるため、上昇気流が起きやすくなります。上昇気流は熱気球にとって危険ですので、風が強まった場合は晴れていても中止になることが多く、きょう4日も中止になってしまいましたね。
佐賀平野は脊振山から吹きおりてくる風などが複雑に混ざり合っているために、難易度の高いエリアだそうです。

そんな熱気球ですが、歴史は古く1783年、フランスのモンゴルフィエ兄弟が人類初の熱気球の有人飛行に成功しました。
暖炉に干した洗濯物をヒントに温めた空気が袋に詰めて空を飛ぶことを思いついたそうですよ。
初飛行はパリ上空を約25分間飛んだそうです。

【アナウンサー】
あすも天気は良さそうですか?風はどうでしょう?

【甲斐気象予報士】
バルーン会場のあす土曜日の天気をみていきますと、雨の心配はなく、秋晴れが広がりそうですね。バルーンにとっては風は少し強めに吹く可能性があります。競技に影響があるか微妙ですので、最新の情報をご確認ください。

週間予報です。あさって日曜日も安定して晴れて、風も土曜日に比べるとおさまるでしょう。
日曜日以降しばらく晴れます。月曜日は二十四節気の立冬で、暦の上では冬が始まりますが、気温は次第に右肩上がりで、再び小春日和となりそうです。
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