2023/02/08 (水) 17:18

商品デザインやロゴマークなど、農家の広報や商品開発をクリエーターが支援する県の取り組み「さがアグリヒーローズ」の4年間の取り組みの成果が8日報告されました。

「さがアグリヒーローズ」は公募で選ばれた5つの農家に対し、新商品の開発やデザイン、広報といった分野をデザイナーなど専門家が支援し、農村ビジネスの形をつくる県の取り組みです。
2019年度から始まった事業で、8日はこれまで4年間の成果が報告されました。
このうち唐津市の花き農家は、花の栽培技術を生かし唐辛子栽培や加工品の開発などにつなげました。
また伊万里市のナシの農家で作るグループは、新しいロゴマークの定着からナシのコンポートを使ったチーズケーキの開発などに成功。
5つの農家すべてで、目標の1000万円以上の売り上げアップを達成したということです。

【大川三世代 大坪敬介さん】
「自分たちでは思いつかないことがたくさんあって、こうやって手伝ってもらえたのはすごくよかった」

【平田花園 平田憲市郎さん】
「決してこれが成功ではなく道半ばの気持ち。まだまだ求めるところは先なので、これを契機にチャンスに、さらに進んでいきたい」

県は今後について「農村ビジネスで稼げる農業を実践してもらい、次のアグリヒーローズを探していきたい」と話していました。