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マスク“個人判断”に 県民は反応様々… 【佐賀県】

2023/03/13 (月) 18:40

新型コロナ対策のマスクの着用について、政府はきょうから「個人の判断」としました。県内では“ノーマスク”になった人もいる一方で、外すことに抵抗を感じた人も多かったようです。

【マスク外して通学する高校生】
「息苦しいし人との関わりも(通学中は)あんまり無いので外してもいいかなって」

3月13日から、マスクの着用が「個人の判断」に。ただ、通勤・通学する人の多くは、これまでと同じマスク姿でした。

【マスク着用を継続する男性】
「花粉症なので…付けたり外したり」
Q.花粉症が無かったら?
「外しています」

【マスク着用を継続する女性】
「無意識にしていました。きょうから自由ですよね?それが当たり前みたいな」

【川野アナウンサー】
「商業施設の中に入ります。店内は多くの人がいるが、9割以上、ほとんどの人がマスクを着用して買い物している印象です」

佐賀市の「ゆめタウン佐賀」。マスクの着用を継続する客が目立ちました。きょうはひとまず“様子見”という人も多かったようです。

【マスク着用して買い物】
「付けていない人が増えたら外してもいいかなと思うけど、きのうのきょうだからちょっとこわいところがある。やっぱり外して堂々と…食事でも何でもできるようになったら」

一方、それほど数は多くないものの、マスクを外した買い物客の姿もありました。

【マスク外して買い物】
「人と話さない。うろうろするときだけ外している。暑くなるし肌も荒れるから…」

店では、昨夜マスク着用を呼びかけていた掲示物をはがし、「個人の判断」とする内容に張り替えました。また、ソファの着用間隔を空けるテープを撤去。
“ノーマスク“に合わせ、対応も変化させています。

【ゆめタウン佐賀テナント店長 中田和彦さん】
「今まで客には不便をかけたところもある。客のマスクが外れたら笑顔ができてこちらも接客しやすくなると思う」

ためらいなく笑顔を見せるために、特に女性から問い合わせが増えているものもあります。

【佐賀玉屋営業企画部 篠原圭太課長】
「だいたい3月に入ってから。新卒の時期ということもあり化粧品の問い合わせ、ファンデーション、口紅の問い合わせがきている」

佐賀市の佐賀玉屋にある化粧品売り場。マスクで隠れていた口回りを中心に、メイクへの意識が高まっているようです。

【来店客】
「やっぱり(マスクを)はずしたらねえ。年だけど口紅くらいはしとかんと。あんまり素顔では出たくない」
「口紅はコロナになってからつけたことない。(口紅を)娘から3本もらった。(マスクを)外したらつけんばいかんよて言われて」

この店では2月の化粧品の売り上げが2022年と比べ14%増えたということです。

【キャスター】
サガテレビではマスクの着用をきょうからどうするかについて、県民にアンケートをしました。無料通信アプリ「LINE」で、約650人の方に回答を頂いています。
結果がこちらです。

●屋外では「外す」が32%と約3割にとどまり、「外さない」が52%と5割を超えました。
●さらに、屋内では「外す」がわずか18%、「外さない」が65%と大勢を占める結果になりました。
それぞれの理由を見ていきます。まず「外さない」と答えた人は、「高齢者や子供にうつしたら嫌だから」「妊娠中だから」「マスクが無いと恥ずかしい」といった理由を挙げています。
一方、「外す」と答えた人は「肌荒れが気になるから」「息苦しい。集中力低下につながる」「元の生活に戻りたい」といった理由がありました。
また、「その他」と答えた人からは、「他の人を見て判断」するという声も多く聞かれました。
感染症の専門家は、着用の判断のポイントとしてせきや発熱などの「自覚症状」があるかどうかを挙げています。

【佐賀大学医学部附属病院感染制御部 青木洋介教授】
「症状が無かったら一般の社会的な環境ではマスクは自分の判断で。感染を受けるリスクを減らしたいということであれば付けていい。そうでなく体調が悪くなければ付けなくていい」

【キャスター】
佐賀県で初めて新型コロナの陽性者が確認されてからきょう3月13日でちょうど丸3年となります。青木先生のインタビューにもありましたが、体調不良が無い場合はマスクを外す選択肢を選んでもいいと思いますし、いずれにしても偏見や差別が無いようにしていきたいですね。
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