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「孤独な子育てにならないように」障害ある子と家族 同じ境遇の人が集う”ケアマミ”【佐賀県】
2023/11/23 (木) 18:30

サガリサーチα、障害がある子供の子育てについてです。もしも我が子に障害があったら…その状況に直面して初めて気づく不安や悩みがあります。そういった心細さを同じ境遇の人同士で解消しようと“居場所づくり”に取り組むサークルがあります。
自由にポーズを決めて写真に映る女の子。最初はこわばっていた表情も次第にやわらかくなり自然と笑顔がこぼれます。撮影に臨んだのは障害がある子供たちとその家族です。
【山下祐子さん】
「障害があるとフォトスタジオにも足をむけなかったりするので、気軽に楽しみながら撮影をして頂けたらと思って開催を決めました」
写真撮影会を企画したのはその名も「ケアマミ」、障害がある子供の母親や家族のサークルです。代表を務める山下祐子さん39歳。自身も“重症心身障害児”の息子を持つ山下さんは我が子を育てる中で感じたある思いからケアマミを立ち上げました。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「孤独な子育てにならないようにつながる場所を作っていって開催していけたらなって思います」
山下さんのSNSです。息子の蒼太くん13歳との日常を発信しています。まだお腹の中にいたときに原因不明の脳出血を起こし、その後遺症で生後まもなく寝たきりの状態になった蒼太くん。加えて自閉症や視覚障害もあり、重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した「重症心身障害児」に指定されています。類似する事例も、もちろん教科書もない手探りの子育て。日々“孤独”を感じる中、山下さんが求めたのが地域社会とのつながりでした。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「地域の中に障害を持ったママやご家族が気軽に集まってお話できる場が欲しくて(ケアマミを)立ち上げました」
毎月2回程度開いている「茶話会」です。障害がある子を育てる親が集まって学校のことや子供のことなどを情報交換します。同じような境遇にある人同士、知りたい情報をピンポイントに知ることができるといいます。また、違う年代の話を聞くことで我が子の将来像もイメージしやすくなるそうです。
【参加した女性】
「健常児とちがって障害児が行ける場所の情報が入ってきにくい」
【参加した女性】
「将来すべてが全然想像できなくて。でもここに来るともしかしたらこんな感じになるのかなとか。こういう大きな車いすに乗って、こういう学校に行ってとか。想像がつくだけでちょっと安心しますよね。見通しがつくというか」
また、実際の子育てに役立つ講習も。この日行われていたのは入浴用シャワーチェアの説明です。ただ、できる限り参加しやすい環境を作れるよう都合に合わせて出入りは自由としています。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「気軽に来ていただけるようなサークルにしていきたいと思っているので。出たり入ったりがいっぱいあるんですけど、そういう会になっているなとうれしく思っています」
県・障害福祉課によると、今年3月末時点で県内には障害がある子供がおよそ2400人います。程度はさまざまですが、それぞれに違った子育てのカタチがあります。不安や悩みを抱える親の“孤立”を防ぐためにも同じ境遇の人たちが気軽に集える場所へ。ケアマミが果たす役割はこれからも広がっていきそうです。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「横のつながりだったり、上の方とのつながりが希薄になってしまっているので、情報交換だったり子育てに悩まれている方のために活動を継続していけたらなと思っています」
【スタジオ】
VTRでも紹介した茶話会ですが、11月25日午前10時半から佐賀市の春日北公民館で開かれるそうです。代表の山下さんは「当日参加もOKなので気軽に参加してほしい」と話していました。
自由にポーズを決めて写真に映る女の子。最初はこわばっていた表情も次第にやわらかくなり自然と笑顔がこぼれます。撮影に臨んだのは障害がある子供たちとその家族です。
【山下祐子さん】
「障害があるとフォトスタジオにも足をむけなかったりするので、気軽に楽しみながら撮影をして頂けたらと思って開催を決めました」
写真撮影会を企画したのはその名も「ケアマミ」、障害がある子供の母親や家族のサークルです。代表を務める山下祐子さん39歳。自身も“重症心身障害児”の息子を持つ山下さんは我が子を育てる中で感じたある思いからケアマミを立ち上げました。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「孤独な子育てにならないようにつながる場所を作っていって開催していけたらなって思います」
山下さんのSNSです。息子の蒼太くん13歳との日常を発信しています。まだお腹の中にいたときに原因不明の脳出血を起こし、その後遺症で生後まもなく寝たきりの状態になった蒼太くん。加えて自閉症や視覚障害もあり、重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した「重症心身障害児」に指定されています。類似する事例も、もちろん教科書もない手探りの子育て。日々“孤独”を感じる中、山下さんが求めたのが地域社会とのつながりでした。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「地域の中に障害を持ったママやご家族が気軽に集まってお話できる場が欲しくて(ケアマミを)立ち上げました」
毎月2回程度開いている「茶話会」です。障害がある子を育てる親が集まって学校のことや子供のことなどを情報交換します。同じような境遇にある人同士、知りたい情報をピンポイントに知ることができるといいます。また、違う年代の話を聞くことで我が子の将来像もイメージしやすくなるそうです。
【参加した女性】
「健常児とちがって障害児が行ける場所の情報が入ってきにくい」
【参加した女性】
「将来すべてが全然想像できなくて。でもここに来るともしかしたらこんな感じになるのかなとか。こういう大きな車いすに乗って、こういう学校に行ってとか。想像がつくだけでちょっと安心しますよね。見通しがつくというか」
また、実際の子育てに役立つ講習も。この日行われていたのは入浴用シャワーチェアの説明です。ただ、できる限り参加しやすい環境を作れるよう都合に合わせて出入りは自由としています。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「気軽に来ていただけるようなサークルにしていきたいと思っているので。出たり入ったりがいっぱいあるんですけど、そういう会になっているなとうれしく思っています」
県・障害福祉課によると、今年3月末時点で県内には障害がある子供がおよそ2400人います。程度はさまざまですが、それぞれに違った子育てのカタチがあります。不安や悩みを抱える親の“孤立”を防ぐためにも同じ境遇の人たちが気軽に集える場所へ。ケアマミが果たす役割はこれからも広がっていきそうです。
【ケアマミ代表・山下祐子さん】
「横のつながりだったり、上の方とのつながりが希薄になってしまっているので、情報交換だったり子育てに悩まれている方のために活動を継続していけたらなと思っています」
【スタジオ】
VTRでも紹介した茶話会ですが、11月25日午前10時半から佐賀市の春日北公民館で開かれるそうです。代表の山下さんは「当日参加もOKなので気軽に参加してほしい」と話していました。
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