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IT技術で教育現場改革に挑む! 佐賀大学発ベンチャー社長【佐賀県】
2024/01/30 (火) 18:18
働き方改革が課題となっている教育現場を技術の力で変えていこうと佐賀市の男性が取り組んでいます。大学院に通いながら二刀流で挑戦を続ける姿を取材しました。
【森山裕鷹さん】
「生活を変えられるというか今だと教育現場を本気で変えられると思っているんですけど」
佐賀市の森山裕鷹さん、27歳。
佐賀大学の大学院生です。
【森山裕鷹さん】
「研究室でブロックチェーンの研究をしています。皆さんが普段使われている情報技術そういうのをより便利にアップデートするというようなことを日々考えて取り組んでいます」
ブロックチェーンとはビットコインなどの仮想通貨にも使われる最先端の情報技術です。
大学院で日々研究を続ける森山さん。
実はもう一つの顔があります。
森山さんは6年前、ITベンチャー企業「SA-GA」を立ち上げた技術者兼経営者なんです。
現在は、情報技術で佐賀の教育現場を改革しようと奮闘しています。
高校まで福岡県で過ごし佐賀大学理工学部に進んだ森山さん。
大学4年、21歳のとき1人で会社を立ち上げました。
【森山裕鷹さん】
「開発に明け暮れていた日々があったんですけど、そういったところに技術を活用してくださる外部の企業だったりお客さんがいそうだっていうことが話としてあってですね。老人ホームさんだったりが最初のお客さんだったんですけど徘徊してしまった方をAI使ってですね探しますみたいな」
その後も画像を解析する技術を生かし、仕事につなげようと考えていた森山さん。提案に行ったある学校で転機が訪れます。
【森山裕鷹さん】
「監視カメラをもうちょっと活用しませんか、というようなご提案をして回ってたんですね、とある学校さんでまあそれもいいんだけどこれに困っているんだよって言って」
学校関係者を悩ませていたのは増え続ける教職員の業務量。
【吉野ヶ里町学校教育課 川原憲光課長】
「日々やっぱり教員の業務っていうのは増えていっているとは感じますね。本来子どもたちと向き合うという時間がなかなか取れてない」
教職員が特に負担に感じていたのは給食費などの集金業務でした。
【吉野ヶ里町学校教育課 川原憲光課長】
「完全なアナログの手作業でして、子どもたちが校納金を持ってきて教員が現金を数えたり」
現場の声を聞いた森山さんはすぐに、新たなサービスの開発に乗り出しました。
【森山裕鷹さん】
「サービス名が学校PAYというんですけど小中学校さんが保護者さんから集めるお金ですねこちらを弊社で代わりに集めている」
「学校PAY」はデジタル技術を活用して学校の請求・集金業務を代行するサービスで、現在、唐津市や吉野ヶ里町などの県内30以上の小中学校で採用されています。
【三田川小学校青木穂美 事務長】
「ほんとに一番助かっているのは現金を扱わなくてよくなったことですね。1時間2時間毎日お金を数えてたんですよね。それがなくなったのでとても助かっています」
自治体からの委託費を元にシステムの運用のほか新技術の開発も手がける森山さん。今後更に業務を広げたいと話します。
【森山裕鷹】
「(学校PAY)は入口に過ぎないなと思っていてより皆さんがこのサービスがあってよかった、システムがあって助かったって思っていただけるようになればいいな」
森山さんが情報技術の道に進んだのは中学生のときに夢中になったプログラミングがきっかけでした。
【森山裕鷹さん】
「プログラムを書くことがすごい楽しくて、書いた通りにパソコンが動くというかカーソルがこう右から左にピューっと動くだけで楽しいみたいな」
技術者として生きていくと考えていたそうですが、起業して初めて生まれた思いも。
【森山裕鷹さん】
「技術者なんですけど、でもその技術者として終わりたくないみたいなのも同時に思ってます」
佐賀大学発のベンチャー企業は現在6社で、同じ立場で苦労を共有できる同士は貴重な存在です。
【森山裕鷹さん】
「お疲れ様でーす、今いいですか?」
【梶原薪社長】
「はいはい」
佐賀大学内にオフィスを構えるITベンチャーのNEXS。
社長の梶原薪さんは森山さんの研究室のOBで以前から親交のある先輩です。
【梶原薪社長】
「まず同じような道をついてきてくれるっていうところがひとつ心強いっていう気持ちはまずありました」
【森山裕鷹さん】
「他愛のない相談もですけど、結構こう込み入った相談だったりもまあすぐそこにいるからですね電気付いてるなと思ったらチャンスだと思って話しに行ったり。梶原さんいなかったら多分今まで続けれてない」
森山さんを指導している佐賀大学の中山功一准教授の研究室では、これまで10人近くの学生が起業しています。
【中山功一准教授】
「多分後輩たちはそれ(2人の様子)を見て自分がやりたいことをやるために起業した方ができそうだなと感じる子が増えたのかな。やっぱり最終的には森山君の技術力が高く評価されるようなフィールドで活躍していってもらいたいな」
今後は大学院での研究を生かした新サービス開発にも力を入れていきたいという森山さん。挑戦は続きます。
【森山裕鷹さん】
「僕は自分の情報技術を使って学校、教育の現場を本当に変えられると思っているのでこれからも引き続き一生懸命頑張っていきたいなと思います」
【森山裕鷹さん】
「生活を変えられるというか今だと教育現場を本気で変えられると思っているんですけど」
佐賀市の森山裕鷹さん、27歳。
佐賀大学の大学院生です。
【森山裕鷹さん】
「研究室でブロックチェーンの研究をしています。皆さんが普段使われている情報技術そういうのをより便利にアップデートするというようなことを日々考えて取り組んでいます」
ブロックチェーンとはビットコインなどの仮想通貨にも使われる最先端の情報技術です。
大学院で日々研究を続ける森山さん。
実はもう一つの顔があります。
森山さんは6年前、ITベンチャー企業「SA-GA」を立ち上げた技術者兼経営者なんです。
現在は、情報技術で佐賀の教育現場を改革しようと奮闘しています。
高校まで福岡県で過ごし佐賀大学理工学部に進んだ森山さん。
大学4年、21歳のとき1人で会社を立ち上げました。
【森山裕鷹さん】
「開発に明け暮れていた日々があったんですけど、そういったところに技術を活用してくださる外部の企業だったりお客さんがいそうだっていうことが話としてあってですね。老人ホームさんだったりが最初のお客さんだったんですけど徘徊してしまった方をAI使ってですね探しますみたいな」
その後も画像を解析する技術を生かし、仕事につなげようと考えていた森山さん。提案に行ったある学校で転機が訪れます。
【森山裕鷹さん】
「監視カメラをもうちょっと活用しませんか、というようなご提案をして回ってたんですね、とある学校さんでまあそれもいいんだけどこれに困っているんだよって言って」
学校関係者を悩ませていたのは増え続ける教職員の業務量。
【吉野ヶ里町学校教育課 川原憲光課長】
「日々やっぱり教員の業務っていうのは増えていっているとは感じますね。本来子どもたちと向き合うという時間がなかなか取れてない」
教職員が特に負担に感じていたのは給食費などの集金業務でした。
【吉野ヶ里町学校教育課 川原憲光課長】
「完全なアナログの手作業でして、子どもたちが校納金を持ってきて教員が現金を数えたり」
現場の声を聞いた森山さんはすぐに、新たなサービスの開発に乗り出しました。
【森山裕鷹さん】
「サービス名が学校PAYというんですけど小中学校さんが保護者さんから集めるお金ですねこちらを弊社で代わりに集めている」
「学校PAY」はデジタル技術を活用して学校の請求・集金業務を代行するサービスで、現在、唐津市や吉野ヶ里町などの県内30以上の小中学校で採用されています。
【三田川小学校青木穂美 事務長】
「ほんとに一番助かっているのは現金を扱わなくてよくなったことですね。1時間2時間毎日お金を数えてたんですよね。それがなくなったのでとても助かっています」
自治体からの委託費を元にシステムの運用のほか新技術の開発も手がける森山さん。今後更に業務を広げたいと話します。
【森山裕鷹】
「(学校PAY)は入口に過ぎないなと思っていてより皆さんがこのサービスがあってよかった、システムがあって助かったって思っていただけるようになればいいな」
森山さんが情報技術の道に進んだのは中学生のときに夢中になったプログラミングがきっかけでした。
【森山裕鷹さん】
「プログラムを書くことがすごい楽しくて、書いた通りにパソコンが動くというかカーソルがこう右から左にピューっと動くだけで楽しいみたいな」
技術者として生きていくと考えていたそうですが、起業して初めて生まれた思いも。
【森山裕鷹さん】
「技術者なんですけど、でもその技術者として終わりたくないみたいなのも同時に思ってます」
佐賀大学発のベンチャー企業は現在6社で、同じ立場で苦労を共有できる同士は貴重な存在です。
【森山裕鷹さん】
「お疲れ様でーす、今いいですか?」
【梶原薪社長】
「はいはい」
佐賀大学内にオフィスを構えるITベンチャーのNEXS。
社長の梶原薪さんは森山さんの研究室のOBで以前から親交のある先輩です。
【梶原薪社長】
「まず同じような道をついてきてくれるっていうところがひとつ心強いっていう気持ちはまずありました」
【森山裕鷹さん】
「他愛のない相談もですけど、結構こう込み入った相談だったりもまあすぐそこにいるからですね電気付いてるなと思ったらチャンスだと思って話しに行ったり。梶原さんいなかったら多分今まで続けれてない」
森山さんを指導している佐賀大学の中山功一准教授の研究室では、これまで10人近くの学生が起業しています。
【中山功一准教授】
「多分後輩たちはそれ(2人の様子)を見て自分がやりたいことをやるために起業した方ができそうだなと感じる子が増えたのかな。やっぱり最終的には森山君の技術力が高く評価されるようなフィールドで活躍していってもらいたいな」
今後は大学院での研究を生かした新サービス開発にも力を入れていきたいという森山さん。挑戦は続きます。
【森山裕鷹さん】
「僕は自分の情報技術を使って学校、教育の現場を本当に変えられると思っているのでこれからも引き続き一生懸命頑張っていきたいなと思います」
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