2024/02/20 (火) 18:40

有明海で養殖された佐賀県産の冷凍網ノリの2回目の入札会が佐賀市で開かれました。

【川浪記者】
「今回の入札会には最高品質のブランドノリ佐賀海苔有明海一番出品されています。冷凍網ノリでは2年ぶりとなる出品です」

冷凍網ノリの2回目の入札会には、13万枚あまりの有明海一番を含む約2億1390万枚が出品されました。
県有明海漁協によりますと、今シーズンはまとまった雨がなかなか降らずノリの生育に必要な栄養塩が不足していましたが、海況は徐々に回復し色落ちが改善されている漁場もあり、黒くおいしいノリがとれているということです。
また、19日からの雨でさらに栄養塩の回復を期待しているということです。

20日の販売枚数は2億1392万4200枚、販売額は50億630万3213円で平均単価は23円40銭、有明海一番は平均単価132円85銭でした。
県有明海漁協によりますと、全国的に枚数が少なく高値で推移していて、今回出品されたノリほとんどに値がついたということです。

【県有明海漁協 深川辰已参事】
「最高のノリ、有明海一番が今年とれている。秋芽は少なかったが冷凍は39本と良いノリが出品されているので、満足いく値段が付けば」

20日の出品枚数は昨シーズンの同じ時期と比べ2倍近く増えたものの、張り込んだ網が1割ほど少ないことや、いまだ色落ち被害が続く漁場もあり、平年と比べると3分の2程度となりました。
また既に網を撤去した大浦支所からの出品はなかったということです。