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25周年迎える県立宇宙科学館 "宇宙発見ゾーン"がリニューアル オープン前に見どころを紹介【佐賀県】
2024/03/21 (木) 18:40
県内の様々なことを調査するサガリサーチα。今回はは武雄市にある、とある宇宙の話題です。今年の夏で開館25周年を迎える県立宇宙科学館。このほど施設の目玉の一つ宇宙発見ゾーンがリニューアルしました。オープンを前に見どころの一部を紹介します。
【地元の小学生】
「特別な宇宙科学館だと思った」
「一回、宇宙飛行士になってみたい」
武雄市にある県立宇宙科学館。23日リニューアルオープンするのが「宇宙発見ゾーン」です。20日関係者向けにオープニングセレモニーが開かれました。
【宇宙航空研究開発機構(JAXA)山川宏理事長】
「これは絶対人気が出るなと確信した。月・火星・冥王星どこにでも行ける。多分、ここだけだと思う日本で」
今回のリニューアルは企画段階より、宇宙航空研究開発機構JAXAから助言を受けていて、研究者の監修のもとでリアルさを追求したアイテムもあります。
【県立宇宙科学館 鈴木明子館長】
「子供だけでなく大人もおじいちゃんもおばあちゃんもみんなが楽しんで、そして科学する、学んでいける場になってほしい」
この日はオープンを前に地元の子供たちが招待され、生まれ変わった空間を楽しんでいました。
【地元の小学生】
「前よりももっと楽しくてすごくいいなと思った」
「宇宙に前から少し興味を持っていて、もっと興味深くなった」
「ジャンプしたりいろいろな体験ができたので良かった」
【県立宇宙科学館 鈴木明子館長】
「ゆめぎんがに何度も来てもらって、佐賀県から宇宙飛行士やノーベル賞科学者が出てきたらいいなと思い、それを目指していきたい」
県立宇宙科学館は1999年7月、県が約80億円をかけ建設。九州で最大級の規模で、“ゆめぎんが”の愛称で親しまれこれまでに550万人を超える来場者が訪れました。
また、“宇宙科学館”の名前が付く施設は珍しく、全国に4カ所しかありません。開館25周年を迎える節目の今年、その宇宙に関する展示がリニューアルされました。
【川浪記者】
「こちらが生まれ変わった宇宙発見ゾーンです。入口入って目の前にある大きなシアターでは宇宙の始まりから生命の誕生までを迫力のある映像で体感できます」
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当チーフ 木村朱里さん】
「ミッションが5つあって、来場者にまず疑問を投げかけて、それぞれを解消しながら、宇宙に親しみを持ってもらうことが宇宙発見ゾーンのコンセプト」
宇宙発見ゾーンには体験型を含む大小さまざまなストーリー性のある26の展示があり、遊んで学べるというのが一番のポイントです。こちらは宇宙と人のつながりを表現する展示。画面に手を触れると宇宙のカケラが集まってくる仕組みです。
一方こちらは「グラヴィティジャンプ」ジャンプ装置を使って3つの星の重力を体験し宇宙飛行士の気分が味わえます。重力が地球の6分の1となる月の歩行を体験してみました。
【川浪記者】
「いま月面を歩いています。すごい。前を向いても下を向いても月の光景が広がっています」
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当チーフ 木村朱里さん】
「映像とのリンクは全国的に見てもうちが初めてのアイテム、本当に臨場感のあるジャンプを楽しむことができる」
そして重力が地球の16分の1になる冥王星。実際に歩行をした人はいませんが果たしてどんな世界なのでしょうか…
【川浪記者】
「おお!本当に行ったらこんなに飛べるんですか?落ちていくときすごくぞわぞわしますね」
さらにJAXAが監修した展示も。こちらは、現在開発が進んでいる宇宙ステーションに関連したもので、ステーションに物資補給機を送る管制官の任務を体験できます。
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当チーフ 木村朱里さん】
「未来(この宇宙ステーションが)できたときに、今回体験する子供たちがもしかしたら“これ昔ゆめぎんがでやったことがある操作だ”ということになるかもしれない」
国の交付金も活用し約4.8億円をかけた今回のリニューアル。
開館から25年。当時はスペースシャトルが話題でしたが、今は火星を目指したり民間のロケットが打ち上げられたり。宇宙に対する認識は大きく変わっています。さらに新説が出たことで内容が変わってしまったものもあります。
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当チーフ 木村朱里さん】
「宇宙の分野というのが日進月歩で、いろいろな情報が常に新しいものが出てくる」
今年1月、日本で初めて月面に着陸した探査機や、つい先月、種子島宇宙センターから打ち上げられたロケットなど最新の資料も展示されています。最後にスタッフだからこそ知る楽しみ方も聞いてみると…
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当チーフ 木村朱里さん】
「すごく高さのある部屋になっているので、上を向くとすごくきれいな照明が見えていたり、下を見ると(床は)銀河の分布を表した宇宙の大規模構造になっている」
【県立宇宙科学館宇宙発見ゾーン担当 木村朱里さん】
「僕が小さい頃に科学館へ行って宇宙が好きになったのと同じように、未来を担う子供たちが佐賀県から世界へ宇宙へ羽ばたいていくために、いろいろな新しい情報、そしてワクワクをお届けするのが科学館の仕事」
県立宇宙科学館宇宙発見ゾーンのリニューアルオープンは、あさって23日です。
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