2024/04/01 (月) 17:14

佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備計画をめぐり駐屯地の建設工事差し止めの仮処分が佐賀地裁で却下されたことを受け、反対する地元の漁業者がこれを不服として1日、福岡高裁へ即時抗告しました。

この仮処分は自衛隊のオスプレイを佐賀空港に配備する計画に反対する地元の漁業者など4人が国を相手取り、駐屯地の建設工事の差し止めを求めているものです。
3月21日、佐賀地裁は建設現場となっている土地の所有権について「所有権を取得したのは当時の南川副漁協で、“個々の漁業者ではない”と強く推認される」などとして申し立てを却下しました。

漁業者側はこの決定について「国の言うことをなぞった結論に沿い、無理な認定をしており不服」として、1日福岡高裁に即時抗告しました。

【原告の漁業者 古賀初次さん】
「地裁は債権者の話やオスプレイについてのことなどわけのわからないままで判断をしたようにしか思えない、今後高等裁判所で良識のある判断を期待したい」

漁業者側は4月18日までに、抗告の理由などを提出する方針です。