2024/06/07 (金) 18:40

国の特別天然記念物に指定されているコウノトリが今年も白石町で巣を作っています。この春生まれたヒナに出生地などを記した足環が取り付けられました。

足環が取り付けられたのは、4月下旬に孵化が確認されたコウノトリのヒナ1羽です。
7日は作業員が高所作業車を使って電柱にある巣に慎重に近づきヒナを捕獲。
親鳥が見守る中、地上に降ろして足環を取り付けました。
足環は出生地などの情報を把握するためのもので、生まれて約40日に取り付けます。
このあと全長や体重、くちばしの長さなどの計測や採血をしてヒナが順調に成長していることを確認しました。
「コウノトリ」はおととし初めて白石町で子育てをしているのが確認され、足環を付けるのは去年に続き2年目。九州では白石町だけだということです。

【白石町 田島健一町長】
「昨年に続いて今年も足環が付けられるようになって、町民の人たちも喜んでいるのではないかと思う」

順調にいけば、ヒナは6月下旬頃巣立つ予定です。