2024/07/31 (水) 17:30

核兵器廃絶と平和な世界の実現を目指し、今年県内から選ばれた高校生平和大使が30日に県庁を訪れ、国連欧州本部訪問へ向け抱負を述べました。

県内から13人目となる高校生平和大使に選ばれたのは武雄高校2年の吉田光里さんです。
吉田さんは同じ高校の先輩が署名活動に取り組む姿を見て、“高校生でも世界に対する核廃絶の活動ができる”と高校生平和大使への応募を決めたといいます。
吉田さんらは6月広島県を訪れ、被爆者の講話を聞いたほか被爆遺構や原爆資料館の訪問といった研修を終えています。
また8月20日にはスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶などを英語でスピーチをする予定です。

【第27代高校生平和大使 吉田光里さん】
「一人一人の人生に目を向けて、核兵器廃絶の思いを伝えていきたい。長崎で被ばくされた人の話を伝えることもできるし、佐賀県でも被ばくされた人はいるので、そういった人の話も伝えていきたい」

高校生平和大使は今年、17都道府県から23人が選ばれています。