2024/09/02 (月) 18:31

絶滅危惧種に指定されている希少なチョウ「タイワンツバメシジミ」の観察会が伊万里市で開かれ、地元の児童らが羽を休める姿などを熱心にスケッチしていました。

「タイワンツバメシジミ」は絶滅危惧種に指定されている全国的にも希少なチョウで、県内では伊万里市の大野岳自然公園以外ではほぼ確認されていません。
観察会は地元ならではの生き物に親しんでもらうことで地域に愛着を持ってもらおうと羽化の時期にあわせて毎年行われていて、2日は南波多郷学館の6年生22人が総合学習の一環で参加しました。
児童は花が幼虫の主食になるシバハギという植物や、羽を休める姿をじっくり観察しスケッチしていました。

【児童】
「小さくてびっくりしました、もうちょい大きいかと思っていた」
「意外と小さくてかわいかったです」
「兄弟とかにみんなに伝えていきたいなって思いました」

地元の保存会によると今年は例年よりも羽化が1週間ほど遅れていて、公園を舞う成虫の姿は今後増える見込みだということです。