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友桝飲料が パウチタイプ飲料の受託事業を行う東京の企業を買収【佐賀県】

2024/09/11 (水) 18:40

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明治35年創業の100年以上続く小城市の飲料メーカーが、パウチタイプ飲料の受託事業を行う東京の企業を買収し来年1月から事業承継します。独自の商品開発でインパクトを与えてきた企業はパウチそのものよりも、そこから得られるものに期待を寄せています。

【友桝飲料 友田諭社長】
「10人いて8人9人ほしいものではなく、1人か2人が探してでも買いたいというような、こここそ私たちがしっかり注力してやるところだっていう」

明治35年創業の小城市の老舗飲料メーカー、友桝飲料。ことし6月、パウチ飲料の受託充填事業を行う「トッパンパッケージングサービス九州工場」の事業と工場運営を承継することを発表しました。事業の譲渡は来年1月1日で、九州工場の従業員の雇用は友桝飲料が引き継ぐ予定です。
そもそもなぜこの工場を買収したのでしょうか。

【友桝飲料 友田諭社長】
「パウチゼリー飲料はこれまでうちが着手をしていない市場・技術の飲み物。その技術を新たに活用して飲み物の新しい提案、そういったことができればいいなという」

清涼飲料水の容器は瓶から缶、ペットボトルと変遷し、最近では紙パックや「パウチタイプ」も増えています。
依然としてペットボトルが圧倒的なシェアをもっていますが、省スペースで持ち運びしやすい利便性や、デザイン性にも優れていることから、パウチタイプの飲料は今後成長していく可能性を秘めています。

【友桝飲料 友田諭社長】
「新しいゼリーの技術だったりこれが使えれば、炭酸飲料の中だけで色んなチャレンジやっていますけど、それが広がるので非常に会社としてはやってみたいなと感じましたので、今回進めたという経緯があります」

友桝飲料はこれまでも「こどもびいる」や風呂上がりに飲むサイダー、珍しい果実味の炭酸飲料など細かい需要がある市場に支持されるような商品をたくさん生み出してきました。

【友桝飲料 友田諭社長】
「大手さんでカバーできない部分を私たちがしっかりカバーして、飲み物業界全体としてバランスというか多様性を維持していくっていう。そういう業界の方が健全かなって思う」

今回の事業承継によって「挑戦する場所が増えた」と話す友田社長。2018年には京都の酒造メーカーを買収するなど、新たな挑戦が結果として業界に色々な可能性や多様性を生み出すことにつながると信じています。

【友桝飲料 友田諭社長】
「高齢化だとか少子化だとか、人口減とは言われていますけど、やりようによってはいくらでも(市場は)伸びるんではないかなと楽観的には考えています」
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