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「200年経ってもモダンなものを」佳子さまご着用のイヤリングデザイン宮崎雄太さん【佐賀県】
2024/12/19 (木) 18:22
県内で活躍する人を紹介する佐賀人十色。今回は全国の人が注目した有田焼のイヤリングをデザインした男性の話題です。佳子さまが着用されたことで、注文は200倍になったといいますが、悲しいわかれもありました。
今年10月、国民スポーツ大会に合わせて来県された秋篠宮家次女の佳子さま。その耳に輝いていたのは有田焼のイヤリングでした。
【器とデザイン主宰宮崎雄太さん】
「もし仮に100年たっても200年たってもモダンだなって思うだろうなっていうもの。僕もそういうものが作れたら良いなっていうのが」
有田町内山地区。
江戸時代から続く漆喰の町屋や窯元が立ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区です。
この通りに「器とデザイン」という名の工房を構えるのが宮崎雄太さん43歳。
店舗兼工房兼住居で器を製作しています。
【宮崎雄太さん】
「この作業やっている人は結構珍しいかも」
スケッチを元にパソコンで作図し、データとしても保管。ろくろで形を作るためのへらなど道具をつくります。
【宮崎雄太さん】
「大体横から見た形をずーっと、どんな形にしようかなというのを書いていくっていうことが多い」
【宮崎雄太さん】
「『過不足なく』というキーワードで自分が作っているので。器としての機能もあるし、装飾的なというか見てくれというかそういうのもちゃんと満たしている」
東京で8年間グラフィックデザイナーとして活動していた宮崎さんは、より製作に打ち込みたいと一念発起し2012年から2年間有田窯業大学校で陶磁器を学び卒業・独立。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「かなり親とかには『やめろやめろ』という感じだったし、電気止められたりとかそういうこともあったしいまだにお金の面とかそういうところはどうしようというところは毎回起こってます」
苦労を重ねながらも製作を続けた宮崎さんの作品は、今年日本中の話題となりました。
秋篠宮家の次女佳子さまが今年10月に県内を訪れた際に着用していたイヤリング。宮崎さんがデザインしたものでした。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「200倍くらいになっているかもしれません。問い合わせとか取材とか発送作業だとかで丸々1か月過ぎていっちゃってるという感じで結構予定が…」
イヤリングのデザインは宮崎さん、絵付けは伝統工芸士の柄崎一雄さん、赤絵工房四代目の池田久男さんで作っていて、佳子さまが身に着けられたことを知り、宮崎さんは絵付けの柄崎さんに電話をしたといいます。しかし…
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「今ちょっと腰痛で入院しているという話だったんですよ。そのあと2日後ぐらいに娘さんから電話があって亡くなったと。がんだったみたいでかなり悪かったみたいですね。本当に1か月とか2か月前にこの辺歩いているのを見かけていたので、切ない思いになりましたね。」
これからというときの、仕事仲間の死。
宮崎さんはそれを乗り越え、現在は台湾で行われる佐賀県の陶磁器PRイベントに出品する器を製作しています。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「これからどう立ち振る舞っていくかが『ああ、あそこでひとバズり終わった人ね』と思われるか『あれをきっかけにすごい伸びたね』と言ってもらうかだと思う」
”継続”を信条に製作を進める宮崎さん。
目指す器の姿とは。
【器とデザイン主宰宮崎雄太さん】
「もし仮に100年たっても200年たってもモダンだなって思うだろうなっていうもの。僕もそういうものが作れたら良いなっていうのが。まずは続けるというところを大切に頑張っていこうかなと思ってます」
イヤリングだけでなく、宮崎さんがデザインした器はシンガポールなど海外のレストランでも使われているということです。
そして、一躍有名になったイヤリングは注文が多く梱包や発送作業までひとりで行っているため、いま注文しても来年の夏ごろからの順次発送になるということです。
今年10月、国民スポーツ大会に合わせて来県された秋篠宮家次女の佳子さま。その耳に輝いていたのは有田焼のイヤリングでした。
【器とデザイン主宰宮崎雄太さん】
「もし仮に100年たっても200年たってもモダンだなって思うだろうなっていうもの。僕もそういうものが作れたら良いなっていうのが」
有田町内山地区。
江戸時代から続く漆喰の町屋や窯元が立ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区です。
この通りに「器とデザイン」という名の工房を構えるのが宮崎雄太さん43歳。
店舗兼工房兼住居で器を製作しています。
【宮崎雄太さん】
「この作業やっている人は結構珍しいかも」
スケッチを元にパソコンで作図し、データとしても保管。ろくろで形を作るためのへらなど道具をつくります。
【宮崎雄太さん】
「大体横から見た形をずーっと、どんな形にしようかなというのを書いていくっていうことが多い」
【宮崎雄太さん】
「『過不足なく』というキーワードで自分が作っているので。器としての機能もあるし、装飾的なというか見てくれというかそういうのもちゃんと満たしている」
東京で8年間グラフィックデザイナーとして活動していた宮崎さんは、より製作に打ち込みたいと一念発起し2012年から2年間有田窯業大学校で陶磁器を学び卒業・独立。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「かなり親とかには『やめろやめろ』という感じだったし、電気止められたりとかそういうこともあったしいまだにお金の面とかそういうところはどうしようというところは毎回起こってます」
苦労を重ねながらも製作を続けた宮崎さんの作品は、今年日本中の話題となりました。
秋篠宮家の次女佳子さまが今年10月に県内を訪れた際に着用していたイヤリング。宮崎さんがデザインしたものでした。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「200倍くらいになっているかもしれません。問い合わせとか取材とか発送作業だとかで丸々1か月過ぎていっちゃってるという感じで結構予定が…」
イヤリングのデザインは宮崎さん、絵付けは伝統工芸士の柄崎一雄さん、赤絵工房四代目の池田久男さんで作っていて、佳子さまが身に着けられたことを知り、宮崎さんは絵付けの柄崎さんに電話をしたといいます。しかし…
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「今ちょっと腰痛で入院しているという話だったんですよ。そのあと2日後ぐらいに娘さんから電話があって亡くなったと。がんだったみたいでかなり悪かったみたいですね。本当に1か月とか2か月前にこの辺歩いているのを見かけていたので、切ない思いになりましたね。」
これからというときの、仕事仲間の死。
宮崎さんはそれを乗り越え、現在は台湾で行われる佐賀県の陶磁器PRイベントに出品する器を製作しています。
【器とデザイン主宰 宮崎雄太さん】
「これからどう立ち振る舞っていくかが『ああ、あそこでひとバズり終わった人ね』と思われるか『あれをきっかけにすごい伸びたね』と言ってもらうかだと思う」
”継続”を信条に製作を進める宮崎さん。
目指す器の姿とは。
【器とデザイン主宰宮崎雄太さん】
「もし仮に100年たっても200年たってもモダンだなって思うだろうなっていうもの。僕もそういうものが作れたら良いなっていうのが。まずは続けるというところを大切に頑張っていこうかなと思ってます」
イヤリングだけでなく、宮崎さんがデザインした器はシンガポールなど海外のレストランでも使われているということです。
そして、一躍有名になったイヤリングは注文が多く梱包や発送作業までひとりで行っているため、いま注文しても来年の夏ごろからの順次発送になるということです。
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